第93話 決着
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「ハハハハハハ!!!まさか斬り裂かれるとは思ってなかったぞ!!」
『本当に強い………』
『ウォーレンって奴は本当に強い魔導師だったんだな………』
「俺の今出せる最高の技なんだがな………」
「お前、名前は何て言うんだっけか?いつまでも亡霊と呼ぶのは失礼だと思ってな………」
「有栖零治だ」
「零治か………いいぜ、お前の強さに敬意を表して俺も最高の技でお前を殺そう。今までこれを使ったのはウォーレンだけだ」
そう言って体全体に魔力を集中させる。
「俺の全ての魔力を集束させる一撃………」
完全に集中し終わるとフルドライブ状態の様に体全体が光始めるバルトマン。
「ワールド・オブ・ゼロ。破壊では無く、全てを無にする一撃………零治、お前にこれを止められるか?」
斧を構えるバルトマン。
その構えから今まで感じた事が無い威圧感が俺を襲う。
『れ、零治………』
『あの魔力量、普通じゃ無いです………』
「………だったら今自分に出来る最高の攻撃を………斬空刃無塵衝………やるぞ」
『マスター!!今まで一度たりとも成功したことが無いんですよ!!』
「だが、やるしかない」
『それに、あの状態で構えているとなると、打撃から繋げる事は不可能です』
「それでいい、抜刀だけで何とかする」
そう言って刀を鞘に戻す。
『マスター!!』
『やろう零治』
『アギト!?』
『どんな技かよく分からないけど出来るよ私達なら!!』
「ああ、やれるさ、俺達なら!!」
『………分かりました、私も覚悟を決めます!!』
ラグナルとアギトと共に覚悟を決め、体勢を低くする。
「いいぜ、お互い最高の一撃だ………これで!!」
「終わりにする!!」
そう言って互いに空を蹴った………
5年前………
「何だその無茶苦茶な技は!?そんな技使える奴いんのかよ!?」
いつも訓練の場所。
先輩の驚く声が響き渡った。
「まあそうなんですけど………」
確かに凄い技だと思ってたけど、そんなに驚く程なのか………?
「その説明からすると、無数の斬撃を空間全体に出すって事で間違い無いよな?」
「ええ、大体そんな感じです」
「そんな無数の斬撃を一気に出す事もそれをコントロールするのも相当の腕が無いと不可能だぜ。しかも空間全体になんて………」
マジかよ………
アスベルって実はテイルズキャラで一番強いんじゃね?
「使うとしたらどうすればいいと思います?」
「う〜ん、お前のレアスキルと高速移動の魔法を同時に使って、複数の場所から斬撃を繰り出せば或いは………まあ別物の技になりそうだけど
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