第93話 決着
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定に揺れているビルに気がつかなかった。
「ランスター、上だ!!」
トーレに言われ、慌てて上を見るティーダ。
上空ではビルが男の子に向かって落ちてきていた。
「危ない!!」
すかさず子供を突き飛ばすティーダ。
しかし………
「ランスター!!」
ティーダはビルの瓦礫にのまれていった………
「まあそう言ったものの………」
自身の幻影を終始作り、隙を見て魔力弾を放つ戦い方。
始めこそじわじわとダメージを与えていったが、次第にバルトマンも慣れ始め回避し始めた。
「しかし良いのかバルトマン、避けるだけで?」
「!!」
言われて気がついたみたいだがもう遅い!
「クイックバレット、エクスキューションシフト!!」
周りに散らばった魔力弾が一斉にバルトマンを襲う。
斧を振るうが、数の多い魔力弾を消しきる事は出来ず、約6割が直撃した。
「まだまだ!!」
今度はスフィアを10個展開。
バルトマンの方に飛ばした。
「行くぞ!!」
再び魔力弾を撒き散らす零治。
しかし今度はバルトマンに向けてではなく、スフィアの方に飛ばした。
「リフレクターバレット!」
スフィアに直撃した魔力弾は壁に当たったかのように反射し、不規則に飛び跳ねる。
「ウォーレン………!!」
既に鎧が無い状態なのでダメージが蓄積していくバルトマン。避けるにも量が多く、不規則に飛ぶ魔力弾の雨に対応が出来ないでいた。
コアの暴走で起きている自己修復能力も徐々に落ちてきている。
「こんなものか?先輩ならもっと容赦無い攻撃をしてるぜ?」
休みなく魔力弾を増やしていく零治。
そんな様子を見て、バルトマンの顔にもハッキリと怒りが見えた。
「調子に………乗るな!!!」
体に電気を溜め、一気に放出し、スフィアを全て落とすバルトマン。
「まあ、そう簡単にいかないよな………」
「なめるな!!」
バルトマンが斧を構え、突撃し、零治が双銃で受け止める。
「あれは本当に零治か………?」
「えっ!?」
下で回復している加奈の所に優理を連れてきた桐谷。
2人の戦いを見てそう呟いた。
「何であんなに余裕そうなの………?」
「まあそれも引っかかるが、それ以上に、零治があんなに相手を挑発するような戦い方をするのを初めて見た。アイツはどちらかと言うと、戦いの先を予測して戦う筈なのに………」
「確かにちょっと兄さんっぽく無いかも………」
「ツインブレイド!!」
受け止めていたのを横に受け流し、魔力で銃筒をコーティングしてバルトマンに斬りかかる零治。
「ぬああああ!!」
その攻撃に直ぐに反応し
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