暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第93話 決着
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「じゃあ………だけどどうしてこの騒動に?」

「それは………」
「うん………」

フェイトの質問に口篭るキリエとアミタ。
そして二人で何やら話した後キリエが口を開いた。

「それは零治に話を聞いて。私達の口から話す事じゃ無いわ」

「零治………?」

キリエの言葉を聞いて少し不機嫌になるフェイト。

「何か………?」

「いいえ、何だか仲が良さそうだなって………」

「フェイトちゃんには関係ないでしょ?」

キリエとフェイトの間で不穏な空気が流れる。

「あらあら………」
「お若いですね………」

なんておばさん臭いことを言いながらはやてとアミタは2人の様子を仲良く見ていた………









「止まった………?」

ナイフを再び投げようとして、フェリアは構えていたが、マリアージュが止まったことにより、投げるのを止めた。

「レイ兄たちがやったんっスかね?」

大声で姉達に聞いたウェンディの声は最前線でトーレと共に戦っていたティーダにも聞こえていた。

「レイ兄………?もしかして零治君か!?」

「知ってるのか?」

「今日の午前中に会ったからね。そうか、やるべき事って言うのは無事にシャイデ・ミナートを救ったって事かな………?だけどこの騒動も彼女が………?………まあそれは本人から直接聞けば良いか」

「何をぶつぶつと一人で話している?」

途中から1人でぶつぶつと呟くティーダに不機嫌そうにトーレが言った。

「いや、今度トーレさんを食事に誘うのに何処の店にしようかなって」

そう言った直後、聞き耳を立てていた、セイン、ディエチ、ノーヴェ、フェリアが食いついた。

「これってデートのお誘いだよね!?」
「ティーダさん大人だね!」
「ディエチはああいうナンパみたいなのが良いのか?」
「ナンパとは違うと思うよノーヴェ」

「どうでも良いが、デートはああいう風に誘うべきなのか?」

「「「う〜ん………」」」

フェリアの疑問にセイン、ディエチ、ノーヴェが一斉に頭をかしげた。

「良かったじゃないっスか、ウーノ姉に禁酒されたばかりなんスからたかれば」

そんな中思考がずれてるウェンディ。
トーレに拳骨を落とされたのは言うまでも無い………

「で、どうですか?」

「………うまい酒がある店なら構わない」

「そうか」

トーレにそう言われ自然と笑みが溢れるティーダ。
そんな時だった………

「えぐっ………えぐっ………」

1人の男の子が泣きながら歩いていた。

「何だ?まだ逃げ切れてない子供がいたのか………」

そう呟きながら男の子に近づいくティーダ。
何も警戒しなかったティーダは上で不安
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