暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第85話 零治の過去 先輩との出会い
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
包むように木々の隙間から光が差し込み、2人を照らす。

「キノコ雲が晴れてきましたね」

「そうだな……………なあ零治」

「はい?」

「俺と組まないか?」

「先輩と?」

「ああ、傭兵の仕事を2人で協力してやっていくんだ。今回の事だってお互い1人では駄目だった。だけど2人だったら………」

「乗り越えられた………」

確かに先輩の言う通り、今日の出来事はどちらか片方だけだったら駄目だった。
あの男との勝負では先輩が居なければ俺は確実に殺されていたし、俺が居なければ先輩は無事に脱出出来なかった。

「それにずっと見ていたけど、魔法を使い始めてまだ間もないだろう?変わった魔法みたいだけど戦い方も教えてやれるし………」

「………嬉しい申し出ですけど本当に俺で良いんですか?」

「何言ってんだ!俺とお前は絶対にベストパートナーだせ!」

そう言って先輩は俺の背中を叩いた。

「これからよろしくな、相棒!」

こうして俺はこの世界で始めて大事な人が出来た。











三日後………

「ここが………」

巨大なクレーターの空いた地面を見つめる1人の女性。
金髪の髪をなびかせ、険しい顔でその穴を見つめていた。

『テロリストの隠し持っていた新型の爆弾の性能らしいです。ここまで酷いとは………』

「そうね………アルベルト少将率いる一軍を消滅させるほどですものね………」

『シャイデ執務官………』

「私は大丈夫、クヨクヨしてたらアルベルト先生に怒られるからね。だけど必ず私が犯人を捕まえるわ」

そう言って、花束を穴に投げ、その場を後にした………
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ