第85話 零治の過去 先輩との出会い
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集中的に標的になってる間に味方がアジトに到達したらしい。
管理局の魔導師達が一斉にテロリストのアジトに押し寄せた。
『マスター、転移で一旦退きましょう!』
「退くって何処に!?」
『何処でも良いです!作戦が成功した以上留まる必要は無いです!!』
「………分かった、やるぞラグナル!」
『イエスマスター!!』
暫く魔力弾に耐えて……
『マスター!!』
「ジャンプ!」
俺はその場から消えた。
「で、何処だここ?」
『………恐らくテロリストのアジトの中なのでは無いかと………』
「………ラグナル?」
『私のせいだけじゃないですよ!?』
「そうだろうな。………まあ取り敢えず仕事はもう終わったし、早く逃げるべきだよな」
『そうですね、マスターも結構限界なのでそうするべきですね』
「また転移か………」
『いい加減慣れましょうよ………』
「無茶言うなよ………転移なんて転生前じゃ絶対にありえない経験でまだ勝手が分からないんだよ………」
そう言いながら俺は周りを見る。
ここは小さな個室みたいで、扉があるだけで周りには何も無い。
「………取り敢えず外に出るか」
『そうですね』
取り敢えず俺は外に出た。
「で!?」
「ん?」
自動扉が開くとそこにはこっちに走ってくる男が一人。
ウニみたいなツンツン頭で、双銃を持ちならが一生懸命逃げている。
………後ろに大勢のテロリスト達を引き連れて。
「助かった!!」
走ってきた男は個室に滑り込んで、直ぐさま扉を閉め、ロックした。
「助かっ………て無いか………」
「何ですかあなたは………?」
「ああ、俺は傭兵のウォーレン・アルストって言うんだ。………もしかしてあのやたらとバリアが固いチビッ子だよな?」
「………まあ間違いじゃ無いですけど」
「そうかやっぱり!ありがとな、おかげで五体満足でテロリストのアジトに入れたわ!!」
「もしかして盾にしてました?」
「ああ、とっても安心だった」
とってもいい笑顔でそんな事を言うウォーレンさん。
………殴っていいだろうか?
『2人共、呑気に話してる場合じゃありませんよ、電子扉がもたなそうです』
「おっと、不味いな………さて、どうするか………」
「余裕そうですね………」
「いや、かなり焦ってるよ。このままじゃやばいわ!!」
そう言って大笑いするウォーレンさん。
何でそんなに笑っていられるんだこの人………
「ラグナル、転移は間に合うか?」
『………無理ですね、ジャンプする前に敵に攻撃されると思います』
「ならグ
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