第84話 文化祭(零治)
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ある。そして現在13個無い。
ということは13人は中に居るということになる。
「もしかしてこの中ってこと?」
「ああ、ライの知り合いが多いからな」
「妖怪の知り合い多いってそれってどうよ………?」
俺に聞くな圭。
「取り敢えず中に入ってみるよ、数珠貸してくれ」
「うん、分かった」
俺はすずかから数珠を受け取り、中へ一人で入った。
で、結論から言うと………
「ごめんなさい………」
ライは中に居た。ぬらさんの屋敷に遊びに来ていたらしく、屋敷前で見つけたので怒鳴りつけた。
「せめて何処に行くか位連絡しておけよ………」
「うん、心配かけてごめんね」
?やけに素直だな………
「何か企んでる?」
「な、何で!!」
「何で慌てる………」
「いや、本当に何も無いよぉ………」
「………まあいいけど」
取り敢えず無事でいてくれて何よりだ。
「レイ」
「ん?」
「探してくれてありがとう、嬉しかったよ!」
「あんまり心配かけるなよ」
「うん。………本当にありがと………」
俺達は肝試しから抜けて星達と合流した。
当然星と夜美も怒っていたが、ライの無事を知って喜んだ。
そして俺は再び見回りを始めた。
「あっ、いたいた………」
「っていうか………ぷっ!」
「ふははははははは」
「似合ってます」
「あははははははは」
「可愛いですよレイ」
「アミタ以外、俺の心にダメージを負わせてそんなに嬉しいか?」
心配していた面子、平行世界のメンバーを見つけたので声をかけたのだが、アミタ、シュテル、ユーリ以外の4人に笑われた。
しかもキリエの笑いを堪えてる姿が一番腹立つ………
「で、何してるのよ?」
「見回りだよ見回り。結構タチの悪い奴らがいたりするからな」
「ご苦労な事だな」
「そう思うなら問題事を起こすなよディア」
「我を誰と思っておるのだ!!我は夜天の王ディアーチェぞ!!」
「だからその名乗りはやめろっての!!」
「これを無くなってしまえばディアを王と思う人は無くなってしまいます」
「ディアも結構子供だもんね~」
「レヴィにだけは言われとうないわ!!」
「まあそれは同感」
「私も」
「私もですね」
「レイ、アミタ、キリエ~」
まあ事実だからな。
「そう言えばユーリの声がしないんだけど………」
「えっ、ユーリなら………」
レヴィは自分の後ろを見るがそこにはユーリの姿が無かった。
「………あれ?」
「ユーリなら人ごみに飲まれて何処かへ行って
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