第84話 文化祭(零治)
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ていっても悪きゃ無いだろ?」
「相手は謝ってたやないか!」
「そんなんで許されたらこの世は犯罪者だらけだよな、なあそうだろ?」
そう言って男は後ろにいるがらの悪い男達に声をかけた。
後ろにいる男達はゲラゲラと笑っている。
何故このような事態に陥っているかと言うと、原因は2人の女子生徒がこの男達の集団とすれ違った事が原因だ。
肩と肩がぶつかり口論に、それに対していちゃもんを付けてきた男達に逃げられなくなり連れて行かれた。
それを見たはやては咄嗟に庇い、女の子達を逃がしたが、はやて自身もテンパっており、助けを呼んでもらうことをすっかり忘れていた。
そして現在、はやて一人で男達の相手をしていたのだった。
「そんなの屁理屈や!このまま大人しく引かないんやったら追い出すで!!」
そんな男達にはやては負けじと強気で相手する。
「このくそアマ………」
リーダー格の男が一歩はやてに近づく。
「俺は族に所属してるんだぜ?あんまりなめた態度とってると犯すぞガキ………」
そう更に近づく男。
「や、来るな!!」
ビンタしようとはやてが手を振るうが、簡単に受け止められた。
「ふん、結構可愛いじゃないか」
「そうっすね、これは楽しめそうだ………」
「ぐひひひ………」
「は、離せ………」
「いいぜ、気の強い女を力づくってのも俺は好きだぜ………」
いやらしい笑みを浮かべる男共にはやては怯え、体が震える。
「おい、こいつ怯えてるぞ!」
「いいからコイツを連れて早く移動しないか?いつまでもここにいたら誰かにバレるぞ」
「確かにマッポの相手は面倒だな、それじゃあ移動するか………」
「や、やめ………」
「うるさいんだよ黙れ!!」
そう怒鳴られ、頬をひっぱたかれるはやて。
「ううっ………」
「静かにしてた方が楽なのにな」
ゲラゲラと笑う男達にはやては何も言えなくなる。
(こ、怖い………)
魔法で戦闘している時とは全く違う恐怖がはやてを襲い、はやては声にも出せなくなるほどの恐怖に襲われる。
(誰か助けて………!!)
心の中で祈る事しか出来ないはやて。
しかしそんなはやての願いも無駄に終わる事は無かった。
「しかしまさか学校の中で堂々と拉致紛いな事をする奴がいるなんてな………」
男達の向かう先には肩で息をしている零治がいた。
「何だテメェ?中坊は良い子にママのおっぱいでも吸ってな。しかしいい具合に似合ってるな女装。俺達が初めての相手になってやろうか?」
そう言って下品に笑う男達。
「悪いが母親は居なくてね、それでもお前逹みたいに犯罪に手を染めずに生きてるんだ。お
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