暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第7話 姉弟仲良くそして文化考察?
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が使われますが平民は如何なのでしょうか? もし影響が出るとしたら、その影響はやがて貴族にも出始める筈です。
現に私の周りには、フランス人名ではない人物が何人か居ます。そう言う私もその一人です。家の家庭の内情からすると、影響が出るのが早くても不思議ではありません。
……そして「ゴン!!」……イタイ。ディーネに拳骨を貰いました。
「何するんですか!!」
「呼んでも返事しないからでしょ」
いくらなんでも、拳骨は無いと思います。見ると乳母がもう帰って来ていました。外も暗くなっています。かなりの時間を、思考の海で過ごしていた様です。と言うか、お腹が空きました。もう夕飯の時間です。
「ほら。行くよ」
「はい。分かりました」
夕飯を食べ終わり部屋に帰った私は、思考の続きを始める事にしました。
先ず考えたのは“何故ハルケギニアは、今の文化レベルで停滞しているのか?”です。それは恐らく、科学技術が魔法を脅かすほど発展し始めたのが、中世・近世から……。
コンコン。
その時ノックの音で、現実に引き戻されました。返事をすると、入って来たのはディーネでした。
「如何かしたのですか? こんな時間に私の部屋に来るなんて」
「さっきから何考えてるの?」
……あぁ、そう言う事ですか。ディーネから見れば、自分の父親の話から私が考え事を始めのです。気にならない方がおかしいです。
私はディーネに当たり障りのない範囲で、地球とイギリスの事を話しました。しかし話すのは、それだけに止めました。これ以上は、今は話さ無い方が良いでしょう。(自分の父親と同じ境遇の人が居る等と教えても、今のディーネは心を痛めるだけでしょうから)
私の話を一通り聞くと、満足したのかディーネは自分の部屋へ帰って行きました。
翌朝の昼すぎに、母上が帰って来ました。話を聞く為に執務室に向かいます。
(予定より帰りが早いですね)
そんな事を考えながら歩いていると、何故か後ろからヒヨコの様にディーネが着いて来ました。気になりましたが、今はそれどころではないので放っておきます。
ノックして許可を取ると、すぐに部屋に入ります。ディーネも私に続いて部屋に入って来ました。
「母上結果は如何なりましたか?」
私は早速質問しました。ディーネは、私の横に並んでいます。母上はディーネが居るので少し躊躇いましたが、一度溜息を吐くと話し始めました。
「残念ながら死体で見つかったわ」
私はこの時、苦虫を噛み潰したような顔になっていたでしょう。
「今は現当主のロベール殿が健在だけど、もう高齢だから……」
私は思わず眉間に皺を寄せ、右手を額に当ててしまいした。
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