暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第7話 姉弟仲良くそして文化考察?
[4/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
目をつけられたのかもしれません。もしくは糞坊主の恐喝に応じなかったか、あるいは逆に恐喝を止めようとして……。
私は心の中で、ディーネの父親の冥福を祈りました。そして思考の海に、身を投げ出します。
ディーネの父親・オールドオスマンの恩人・シエスタの祖父。サイトは別口にしても、最低でも三人の人間がハルケギニアに迷い込んでいます。ガンダールヴの槍の召喚と考えるなら、オールドオスマンの恩人はロケットランチャー。シエスタの祖父は零戦。そう考えるとディーネの父親も、何かしらの
武器
(
ヤリ
)
の召喚に巻き込まれたと言う事でしょうか?
今分かっている事例はこれだけですが、実際に召喚された人間がこれで全てとは思えません。ひょっとしたら、かなりの人数がハルケギニアに迷い込んで来ているのではないでしょうか?
元の場所も恐らくですが、イギリス・ベトナム・日本と見事にばらけています。ある程度条件があるにしても、地球の何処からでも迷い込むと見た方が良いでしょう。
良く考えると、ハルケギニアが地球で言う中世・近世の欧州と、非常によく似た文化体系をしているのは何故か、考えた事がありませんでした。地球とハルケギニアは、全く違う文化を持っていて然るべきなのです。それは魔法と言う、独自の文化であり強力な力を有しているからです。
原因は恐らく、ハルケギニアの文化体系に中世・近世の欧州人が、大きな影響を与えたと考える方が自然です。恐らく
武器
(
ヤリ
)
の召喚に巻き込まれ、地球から迷い込んできた中世・近世の欧州人が、ハルケギニアの支配者階級に取り入り、文化的に大きな影響を与えたのでしょう。
それならば、地球から渡って来た人間が残した軌跡が、全くないのは何故なのでしょう? 恐らく盗賊や亜人・幻獣・魔獣に、すぐに殺されてしまうから。それを免れたとしても、ディーネの父親のように神官に目を付けられ処刑。生き残るにはシエスタの祖父の様に、目立たず静かに暮らすしか無いと言う事ですね。
まかり間違って貴族に取り入り、ハルケギニアに大きな影響を残したとしても、この世界では貴族ではない者の記録など残そうとしないでしょう。むしろ抹消の対象です。
しかし地球から来た者の影響は、閉鎖的な平民にはかなり出るでしょう。通常なら、平民のコミュニティー(街や村)が外から影響を受けるのは、行商人や旅人……後は出稼ぎから帰って来た身内くらいです。そこに地球から来た者が定住し、地球の文化を伝えたら如何なるか。
恐らく元の文化と大きく乖離していなければ、受け入れられるでしょう。いえ、6000年前からこの現象が続いて居るのならば、その乖離でさえ殆ど無かった可能性も有ります。
そう言えば、文化の中には名前も含まれています。名前はトリステイン王国なら、フランス人名
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ