暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第7話 姉弟仲良くそして文化考察?
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こうとしなければ、問題無いと判断したのでしょう。ハイと返事をすると、乳母は部屋を出て行きました。随分信用されてますね。
見ているだけではつまらないので、私はアナスタシアのホッペを指で突いて見ました。
「やぁー」
恐らく「嫌だ」と言いたいのでしょう。泣かれても困るので、これ以上は自重しておきました。ディーネの方を見ると「全くもう」と、言いたそうな表情をしています。その後二人でアナスタシアを眺めて居ましたが、ディーネが突然思いついたように声を上げました。
「そうだ!! わたし達兄弟になったんだから、私の秘密の歌教えてあげる。絶対人に教えちゃダメだよ」
「?……分かりました」
返事をすると、ディーネが大きく息を吸って歌い始めました。
「♪〜〜♪〜〜〜〜♪〜〜♪〜〜♪」
ディーネの口から、紡がれるのはハルケギニアの言葉ではありませんでした。
(うん……。あれ? 英語?)
「♪〜〜♪〜〜〜〜♪〜〜♪〜〜♪」
ディーネの口から、変わらず英語の歌詞とメロディが紡がれて行きます。
(いや、でもこれは、間違い無いですよね?)
「♪〜〜♪〜〜〜〜♪〜〜♪〜〜♪」
たしかこの歌は、イギリスの民謡だったはずです。
(何故ディーネが、この歌を知っているのでしょうか?)
「♪〜〜♪〜〜………………
「ちょ……ちょっと待ってください」
「ん? ……どうしたの?」
「その歌は何処で聞いたのですか?」
私の質問に、ディーネは首を傾げながらも答えてくれました。
「お母さんが、たまに歌ってくれたの。お父さんの故郷の歌だって言ってた」
「故郷って何処?」
「わかんない。とっても、遠いところだってお母さん言ってた」
あまりの事態に、私の思考は止まってしまいました。しかし何時までも呆然として居られません。私は必死に頭を再起動させ、この事実を検討してみます。
ディーネの父親は、地球のイギリス出身なのでしょうか? あるいは父方の祖父か祖母が、そうなのかもしれません。
「お父さんのお父さんとお父さんのお母さんは、何処に居るか知ってる?」
「?お父さんの故郷にいて、遠いから会えないってお母さんが言ってた」
確定と判断して良さそうですね。ディーネの父親は、あちらの世界からハルケギニアに迷い込んで来たイギリス人です。もしそうならば、ディーネのロマリア嫌いの原因は、もしかして……。
「ディーネのお父さんが居ないのは、ロマリアの人が……?」
「うん。異端審問だって。気に入らない人や、お金を出さない人を連れて行っちゃうんだって」
恐らくですが、現代知識を利用して一旗あげようとしたのでしょう。そしてロマリアの糞坊主に
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