暁 〜小説投稿サイト〜
IS 〜インフィニット・ストラトス 漆黒と純白と紅の狼〜
後の祭り
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しろよ。
というか、結構この人も喋るな。
「オルコットが気になっていたのだが、お前は専用機を持っているのか?」
「あのガキが何を言ってましたか?」
「オルコット曰く、『私が専用機で貴方が訓練機では、勝負にはならないでしょうから専用機の一つぐらい用意してあげてくださいな』だそうだ」
ほほぅ、舐めた口聞いてくれるじゃねぇか。
なら、俺も教師に伝言を頼むのはマズイ気がするが、謹慎を受けている身だし頼むしかない。
「専用機は持ってますよ。この首飾りがそうです」
俺はそう言って首飾りを見える様に持ち上げる。
首飾りには、黒い牙と白い牙、そしていつの間にか増えていた色の付いていない透明の牙が右から黒、透明、白と順に並んでいる。
「それが貴様の待機状態なのか?」
「ええ。まぁ、機体名や姿は一週間後のお楽しみということで………。それと、織斑先生にこんなことを頼むのは気が引けるんですが、謹慎を受けている身なのであのガキに伝言よろしいですか?」
「ああ。伝えておこう」
「では………『今から負けた時の言い訳とは、さすがエリート。プライドだけ守ることに関しては一人前だな。実はハリボテでした。と言う事が無いことを祈ってるよ』と伝えてください」
「蒼騎………お前、結構外道だな」
「何言ってるんですか、売り言葉に買い言葉ですよ? 売られた喧嘩は買いますよ? 利子含めてきっちりとお返しします。それに売ってきた奴が女だろうが子供だろうが何だろうが、俺に喧嘩を売るなら容赦なく叩き潰します………“<r絶望の化身:オルガロン>”として」
「まぁ、伝えておこう」
「どうも有難うございます。では、俺は大人しく部屋に戻りますので………」
「おう。しっかりと謹慎しておけ」
俺は一礼して、トレーを片付けて厨房に戻り、食器を片づけて部屋に戻った。
〜真紅狼side out〜
〜千冬side〜
蒼騎が食堂から出ていき、私もクラスに向かう。
しかし、蒼騎と話していた時の表情は何とも言えない不気味さを感じていた。
あの時の表情は心の底から愉しんでいた。
幼い子供が新しい玩具を手に入れたように……………。
………試合の時は蒼騎の動向を監視しておくことにしよう。
私は、クラスに戻った時にはどうやら一時限目が終わりに近く、クラスに入ろうとドアに手を掛けた瞬間、鐘が鳴ったので手間だが職員室に戻ることにした。
休憩時間、終了!
授業中………
そんなこんなで、今日一日が終わった。
SHRが終わる直前で、蒼騎の伝言があったことに気が付き、オルコットの名を呼ぶ。
「オルコット」
「はい、なんでしょう?」
「蒼騎には専用機があるらしい。よかったな、ちゃんとした試合が出来るぞ」
「それは
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