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で快適だ。


『…………!? ……………ッ!!』


全く聞こえないのだが、そろそろうざくなってきた。
俺が警告を出す為に起きようとしたら、勝手に耳栓が抜けて、怒号が飛んで来た。


「ちょっと聞いていますの!? この学年主席の言葉を!!」


キーーーーン!!


「うるせぇ、黙れ、消え失せろ。警告は一回言った。次は強制的に黙らせる」
「な、なんて言葉w……………ッ!?」


全てを言い切る前に俺は耳栓をし直して、目を閉じようとした瞬間、再び耳栓が抜き取られて、ヒステリックな声が耳の中を響き渡る。


「この私に対して、なんて言う……………キャッ!!」


俺は宣言通りに、黙らせることにした。
一気に立ち上がり、そいつの首元を掴んで一気に反対側のドアに叩きつける。


ガシャンッ!!


「ぐぅ!?」
「俺は言ったよな? “次は強制的に黙らせる”ってよ。聞こえなかったのか? あ?」


首の根を掴みあげる。
そいつの身体は浮き上がり、足はバタバタと暴れている。
空いている右手で真紅の執行者を持ち、心臓辺りに持っていく。
すると、必死に足掻く。


「真紅狼、止めろ!」
「やめて欲しけりゃ、止めて見せろ」


一夏が俺を押さえこもうとしようと走りだした時、廊下側から織斑千冬が襲いかかってきた。


「チッ!」


織斑千冬は、手始めに俺の両腕の自由を奪おうとしてきた。
手慣れた腕前で、女を掴んでいた腕を折りに来たので俺は手を離して、その攻撃を躱す。
すると、それを呼んでいたのかそのまま俺の懐に入って押し倒そうとしてきたので、引っ込めた左を織斑千冬の肩に置いて、飛び越える。
着地場所に織斑一夏が居たので、未だに持っている真紅の執行者を唸らせる。


ダンッ!


狙いは織斑一夏の足元。
生まれて初めて聞く銃撃音にクラスメート全員は身を竦ませる。
もちろん、一夏も初めて聞き狙われたことにようやく気が付き、尻持ちをついてしまう。


「織斑………! くっ、蒼騎、貴様!」


織斑千冬は声を上げて、無事を確かめた後、発砲した俺に怒りを燃やす。
俺は無事に着地し、すぐさま振り向き織斑千冬の顔の前に銃口を突き付けた。


「俺を止めたきゃ実力を隠すなよ、織斑千冬。そんな腕前じゃ俺は止まらないぞ?」
「これはどういうことだ?」
「どうもこうも、そこの喧しいクソガキが俺の睡眠時間を妨害しましてね。宣言通り、黙らせたんですよ」
「だからと言って、銃まで使う気だったのか?!」
「口で分からないなら力で黙らせるしかないでしょう? それにコイツは自分がこのクラスの中で一番偉いと勘違いまでしてやがる。候補生? 学年主席? 専用機
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