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IS  〜インフィニット・ストラトス 漆黒と純白と紅の狼〜
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を叩いて、女子を黙らせた。


「静かに! 今日は編入生を連れてきている! 入って来い!!」


全員が扉の方に注目し、その姿に俺も含めてクラス全員が驚いた。


「どうも、編入して来た蒼騎真紅狼です」


その編入生は、なんと男だったのだ。
〜一夏side out〜


〜真紅狼side〜
俺は織斑先生のあとを黙ってついていき、教室の前で待ってる様に言われた。
そして、教室の中では織斑先生の弟が居たらしく、それに驚いたクラスの女子共は聞かされる新事実の度に、黄色い声を上げている。
女、三人揃えば姦しいというが、これはそういうレベルじゃないぞ。
織斑先生の自己紹介が終わると案の定、騒ぎ始める女子一同。
中に、こんな事をいう女子生徒がいた。


『お姉様の為なら死ねます!!』


………本当に死ねんのかよ?
簡単に命投げ出すこと出来る発言してるけど、本当にそういう状況下になった時、コイツ等は絶対に自分の命を優先するに決まっている。
“人間”とは、命の危機に陥った時、最優先にやることは自分の命の確保だ。
誰だって、命は惜しい。


………まぁ、マジ答えしてもしょうがないか。
命の危機を体験して来たことの無い平和な人生を歩んできたガキ共には………。
自分の中で、一つ決着を付けた後、織斑先生から呼ばれたので教室内に入る。


「どうも、編入して来た蒼騎真紅狼です」
「蒼騎、簡単に自己紹介しろ」
「はい。先程も名乗ったが、俺の名は蒼騎 真紅狼だ。くれぐれも睡眠の邪魔をするな。一度だけ警告してやるが、それ以降はそれなりの対処をするからそのつもりで」


俺が容赦なく言うと、騒いでいた女子達は一気に静かになった。


「蒼騎、授業中でもか?」
「いえ、休み時間のみですが?」
「それならいいが、騒ぎを大きくするなよ」
「出来る限り善処します」
「“出来る限り”じゃない。“やれ”」
「………努力します」


織斑先生はこちらを睨む。
すると、女子生徒達は一気に声を上げる。

「きゃー、二人目の男の子!!」
「しかも、ワイルド系!!」
「虐げて、そして調教して!!」


ここに居る女子全員は頭がおかしいらしい。
医者を呼ぼう。
騒いでいる女子達を眺めていると、眠そうな本音を見つけた。
しかし、織斑先生が再び黙らせた後、俺は窓際の一番後ろに座ることとなった。


授業中………


うーん、よくわかんねぇ。
いや、一応言っていることは分かるのだが、言葉で説明されると理解しにくい。
ISが動かせるようになってから、氷華にはみっちりと叩き込まれた。
もちろん、言葉ではなく肉体的に。要は肉体言語(ボディランゲージ)だ。
さらには、自分の性格
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