§15 知りすぎた者
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ただそれだけだよ?」
葡萄酒の色に染まる黎斗の瞳。色が鮮やかになっていく彼の瞳と対照的に、少女たちの瞳はだんだん虚ろになっていく。彼の言葉が途切れると、糸の切れた人形のように二人は机に突っ伏した。本来ならば意識を奪う必要はないのだが、これからの会話を聞かれるわけにはいかない。
「これで二人に関しては終了。彼女たちの記憶は封印した。僕が公開する日まで、今日の出来事は偽りの記憶で彼女たちの中に残り続ける。……さて、本題に入ろうか。貴方の、名前は?」
そう言ってアンドレアの方を向く黎斗。カンピオーネの視線を受けて、王の執事は僅かに震えた。
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