暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十七話 アシカ作戦
[9/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
しかしそれはオーラソードで何なく退ける。
「そう言いながらやるじゃない」
「これ位はな」
だがお喋りはここで中断することになった。目の前にスプリガンが姿を現わしたのであった。
「来たな」
「ショットがいるんだよね」
「ああ、間違いなくな」
ショウはまたチャムに返した。彼等は今対峙しようとしていた。
それは対するショットも同じである。彼も彼でショウのビルバインに気付いていた。
「ショウ=ザマ、来たか」
「ショット様、既にミュージィ様は出撃されています」
「わかっている」
部下の言葉に返す。
「では早速ビルバインに向かうように伝えてくれ」
「わかりました。では」
すぐに連絡を伝える。そしてショットはそれを横目で見て一人呟いていた。
「ドレイクめ、今度は自分が休む番だというのか」
彼もまた権力を欲している。そうした意味では彼もドレイクと同じである。
「まあよいか。ここは頑張ってやろう」
「ショット様」
ミュージィがモニターに姿を現わした。
「ミュージィ、わかっているな」
「はい」
「容赦はするな。ここで倒しておけ」
「そして次は」
「例の計画も進めていくぞ」
「わかりました」
「いいな。後で共に飲もう」
「はい」
二人は恋仲の目で互いを見ていた。そして頷き合う。モニターが消えた後でショットはまた呟いた。
「ミュージィがいるからこそだな」
彼はミュージィを利用しながらも愛していた。複雑な関係であった。だがそれを不自然とは思ってはいなかった。当然であると思っていたのであった。
「ショウ、来たよ」
「わかってる」
ショウはチャムの言葉に頷いた。
「ブブリィ、ミュージィ=ポーか」
「ショウ=ザマ、来たのか」
「悪しきオーラを断つ為にだ」
ミュージィに言う。
「ショットを倒す、ここで」
「そうはさせない!」
ミュージィの声が大きくなった。
「ショット様を脅かすならば!この手で!」
「来るか!」
「けれどショウ、また違うよ」
「違う!?」
ショウは最初チャムのその言葉の意味がわからなかった。思わず首を傾げさせた。
「うん。ミュージィのオーラはまた違うよ」
「どういうことなんだ、それは」
「感じてみて。あのジェリルやバーンのオーラと比べて」
「ジェリルやバーンと」
ショウもそれを言われてハッとした。
「確かに強いけれど。あそこまで歪んではいないよ」
「言われてみると」
確かにそうであった。ミュージィのオーラにもまた怒りや憎しみはあったがバーンのそれの様にそればかりが増大しているわけではなかった。
「ショット様を御護りする!」
ミュージィにはまずそれがあった。
「その為にはショウ=ザマ!御前を倒す!」
「基本的には正しいというのか」
「少なくとも歪んでも暴走しても
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ