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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueXこれも騎士の仕事・・・か?byシグナム&ヴィータ
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飛行の魔導で乗船、一路アムルへ向けて出航した。
「フェリ。今からコイツで君らをシュトゥラ王都ヴィレハイムへ運ぶ。そこから君たちが故郷へ帰れるようにしよう」
「あ、はいっ。それでお願いします!」
「さてと、そう言うわけで、グラオベン・オルデン全騎。子守り再開だ」
本音を言うとさ、もう子守りはちょっとな〜とか思うんだよ。なぁ、オーディン。アギトとアイリを見てみろって。明らかにゲッソリしてんじゃん。そりゃそうだよ。特にアイリなんて赤ん坊にしゃぶられたんだからさ。ザフィーラだって毛を毟られ過ぎて、下手すりゃハゲちまうかもしんねぇし。
けどシグナムとシャマル、そんでシュリエルは「ヤヴォール」嫌そうな顔しないで応じた。あたしとザフィーラ、アギトとアイリも遅れて「ヤヴォール」って了承。で、子守りを再開することになったんだけど・・・
「きゃぁぁああああ!? どうして私ばかりスカートを捲られちゃうのぉぉーーーっ!?」
シャマルは、アダムと、ソイツの仲間らしい連中からスカート捲りを何度も食らった。1人が捲ってシャマルがすぐに押さえて、手を離した瞬間に別のガキがスカート捲り。アホなことで連携しやがるよ、アイツら。つうかシャマル。お前、もう座ってろよ。
「千切れちゃう! あたしの尻尾千切れるって!というか、目が回るぅ〜〜〜!」
「痛い痛い痛い! アイリの羽、引っ張らないでよね〜〜〜〜っ!」
アギトとアイリは相変わらず悲惨な目に遭ってた。アギトは尻尾を掴まれてブンブン振り回されてるし、アイリは背中から生えてる翼を左右に引っ張られてた。あの2人が一番頑張ってんよ、ホント。で、ザフィーラはと言うと、両腕にぶら下がってるガキ2人をそのまま持ち上げてる。体が浮いたことがそんなに楽しいのかザフィーラの腕にぶら下がってるガキどもがきゃいきゃい笑ってやがる。
「すごいすごい! 剣の姉ちゃん、カッコいい!」
シグナムは“レヴァンティン”を使って、オーディンから調達したらしい果物を空中で斬り裂いてた。今度はリンゴを頭上に放り投げて、“レヴァンティン”を高速で振るってリンゴを分割、もう片方の手に持っていた皿に乗せてる。それを見ているガキどもから拍手喝采。シグナムの奴、本気で楽しそうに笑ってやがる。え〜と、シュリエルは・・・お、居た居た。シュリエルは甲板に座り込んで、絵本を読み聞かせていた。
「なんだ。あの2人なら上手く子守り出来ねぇと思った・・・って、うぉーい! 危ねぇから縁に上ろうとすんなっ!」
右舷の方をふと見ると、ガキ3人が1mちょっとくらいの縁によじ登ろうとしてんのを発見。でもスキーズブラズニルは、全長が2Kmで全幅が300mっつう巨大さだ。あたしが今居るところは前部甲板・右舷の半ば。距離もあるし、ガキどもも騒いでい
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