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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueXこれも騎士の仕事・・・か?byシグナム&ヴィータ
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! 私も共に参ります!」
「あたしも!」「アイリも!」
シュリエルとアギトとアイリが真っ先にオーディンの隣に立ち、次いで私にシャマルとザフィーラ、最後にヴィータが「しゃあねぇ、行くか」と“グラーフアイゼン”を起動し携えた。それから鉄扉を潜り、地下深くへと続く階段を下りて行く。階段を含め地下の通路はかなり広く、大人が横に10人と並んでもまだ余裕があるほどだ。光源は壁面の内部に埋め込まれた魔力灯で、一定間隔を開けて設けられている。
「それにしても人体実験施設なんて。一体、何をしようとしていたのかしら・・・?」
「名称からして外道に違いないだろう。不死者グレゴールやキメラ達のような生体兵器の生産所かもしれないな」
殿を務める私とザフィーラの前を行くシャマルとシュリエルの横顔が不快感に歪む。あまり表情を出さないシュリエルですらああもハッキリと出るとなると、おそらく今の私の顔も似たようなものだろう。
「キメラと屋内での戦闘かぁ〜。メンドそうだけど、やり応えはあるよな」
「何だ、ヴィータ。騎士から戦闘狂に鞍替えか?」
「違う! そんなシグナムみてぇな末期症状なんかじゃねぇ!」
何かしら納得のいかんことを言われたな。まるで私が戦闘狂のような言い草だ。オーディンに慌てて答え、なおかつ私を指さしているヴィータに「待て。私は戦闘狂ではないぞ」と反論する。すると何故かオーディンとザフィーラ以外から「え?」などと、信じられないと言った風な目を向けられてきた。む。いろいろと反論したいが、その前にオーディンが「扉だ」と立ち止まった。通路の先、そこにはただ壁があるのみだった。行き止まりに思えるのだが・・・。
「全騎、戦闘用意」
いや、とにかく今は「ヤヴォール」オーディンの言葉を信じ、我々はいつでも戦闘に臨めるように意識を切り替える。オーディンが壁へと近づき右手でそっと触れた。そして何かを呟き、バチバチと右手から壁面全体に電流が流れたと思えば、ゴゴゴゴと壁が下降していく。
「上下開閉式の扉だ。・・・・防衛機構や罠などは無いようだが・・・」
「私とザフィーラが先を歩きます。ヴィータ、シュリエルは後方警戒だ」
先頭に立って歩みを進めるオーディンより前に出、守護騎士としての役を担う私とザフィーラ。そこからまた少し進んで行くと、通路は少しずつ狭まって行き、左右に分かれ道がいくつも出て来たが一度も曲がることなく直進し、そして1つの鉄扉の前に行きついた。
「扉の向こうから複数の魔力反応。気を付けろ」
オーディンに警告され、我々は武装を構え、臨戦体勢に移る。オーディンに触れられた鉄扉は中央から分かれ左右へと平行移動、音もなく開いて行く。開き切った鉄扉の向こう側の様子が見えた。鉄扉の奥には敵など居らず、円い部屋
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