第五話 豚骨ラーメンその十五
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
うよ」
まさにその通りだというのだ。
「作るだけいいのよ」
「練習ってことなの」
「簡単に言えばそうよ。何でもね」
料理だけではないとだ。母もこう言うのだった。
「やり込めばやり込むだけいいから」
「じゃあ私もお料理をしていけば」
「味はもう充分だから」
外見は悪いが肝心のそれはもうできているというのだ。
「後はね」8
「見栄えだけなのね」
「そこを頑張ってね。これからはね」
「うん、それじゃあね」
琴乃は微笑んで母の言葉に頷いた。琴乃は経験、そして練習というものの大事さも学んでいた。高校生活において。
第五話 完
2012・8・13
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ