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自由気ままにリリカル記
十二話〜少し、お仕置きをしよう〜 3月24日修正
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っ込む。
一応ルナが食事する方法は少し前に判明している。
前に色々と調べたところルナの中には人格を形成している核があり、そこにはルナの人間としての姿が存在していることが分かった。
だから、そこへと直接空間魔法で食べ物を送ればルナはデバイスなのに食事することが出来たのだ。
……まあ、その際にルナの姿が知っているようで知らなかった人物の姿であったことに驚いたが。

そして、現在は部屋にいるが本当は外にあるマッサージチェアに座ってゆっくりしたい。
だが、残念ながら月村勢が卓球台やら椅子やらを使っていた。見つかって気まずい思いをするのは嫌である。
ここに来たことを内緒にして欲しいと二人にはお願いした時に、一緒に過ごさないかと言われたが丁重にお断りした。
俺はゆっくりしにきたんだ。
騒ぎにきたんじゃない。それに一人暮らしの方が色々と楽なんだ。
……むしゃくしゃした時にニヤニヤ動画を思う存分に見ることが出来るし。
少し名前が変わっていたが、前世の時に見たコメントが流れる動画サイトと同じ物があったため驚き、すぐにアカウント登録したのは内緒だ。


『あ、マスター。カステラ無くなっちゃいました』
「おう。そうかい」
『……』
「……」
『……カステラ…………』
「……はいはい。買ってくるからそんなこの世に絶望したかのような声を出すなって」
『っ!! ありがとうございます!』

そんなに食ってるといつか太るんじゃないか?
そんな皮肉を頭の中に思い浮かべながら着崩れた浴衣を整え、ドアを開ける。

30度程開いた所でガツリと何かに当たったのか、止まる。
「いたっ」
「あ、すみませ……」

同じように温泉に来ている旅行者三人に出会った。
今ここにいる人が全員なら女三人の旅行ということになるが、皆さん可愛かったり美人だったりと、世の男共が全力で追跡しそうな容姿をしている。一人は金髪少女。一人は野性的な雰囲気を持つ赤髪美女かな。
最後の三人目がリニス。




最後の三人目がリニス








最後の三人目がリニス。
そしてその頭の上にアリシアが顎を乗せてぶら下がっている。
こっちに手振ってくるな馬鹿。



ていうか……おい。


無言でリニスに視線を送るが、目が気にしないでくれといってくる。
アリシアはやれやれだ。とでも言いたげな表情で肩を竦め、首を横に振る。
最近妙に忙しそうに俺の魔力を食っていると思ったらそれが原因なのか。

ジュエルシード集めに忙しかったのか。
それで、ジュエルシードに御執心のアリシアも一緒にリニスと行っていた、と。
お蔭で俺の魔力量がAランク相当からCランク相当に下がって少し大変なのだが。
……まあこれはいいや。魔臓からの魔力が減ら
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