第2章 妖精の尻尾
竜の誘い
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もしかしてもしかしなくてもお客さんね!!!」
そう言うと、ダフネさんは扉をドカンと開け広げた。
「あ、あの〜俺達は・・・」
「入って入って入ってちょうだ!ハイハイハイ!!!」
言葉と同時に俺達全員の足元に魔方陣を展開し、扉の中へと引きずり込んだ。
「どわっ!」
「ちょっと!!」
「ええっ!?」
「わあっ!!」
「何なの!?」
「あ〜れ〜。」
ドン!
ドアが閉まった!?すると・・・
「ハイハイハイハイ! わたくし、各地を旅に旅する美の伝道師ダフネと申します!」
何か突然話し始めたよ!この人!!
「『び』と申しましても貧乏の貧にあらず。
美貌の美、美容の美、美人の美、美形の美で御座います!」
いつのまにか移動していたダフネさんが巨大猫人形に支えられた足場で
ライトアップされながらすごい勢いで喋りまくっていた。
さらに背後では花火が上がっていました。
「ハイハイハイ!
売り物はなにかと言えば、この夢のダイエット食品、名付けてメタモちゃん!!」
「「メタボちゃん!?」」
ハッピーとミントは勘違いをした。というか1文字違いをした・・・。
「そこ!言い間違えないでくださいませね!!」
少し怒ったように顔をしてそう言う、ダフネさん。
「メタボちゃんにあらずメタモちゃん!
長年かけての研究に研究を重ねて作り出した奇跡の食品なのですね〜。
解毒作用をもつ海の幸を、三日三晩秘伝の薬に漬け込んで、
天日に干してさらに一週間!そうしてできたのが・・・このぉ!!!」
「夢のダイエット食品・・・」
「メタモちゃん・・・?」
「ハイハ〜イ。今度はよく言えましたねぇ子猫ちゃん達。
嬉しいからサンプルあげるよハイハイどうぞ〜。」
「で、でも・・・」
「オイラ達メタボじゃ・・・。」
「ハイハイ!いいから食べてみて美味しいから〜!!」
そう言い、ハッピーとミントにサンプルを押しつける。
「一口食べたら美白の効果!二口食べたらスッキリお腹!
ハイハイ!こちら兄妹かしら?坊っちゃん嬢ちゃん猫ちゃん、
食べてみてみてメタモちゃん!!」
俺達にも押しつける。
「効果はバッチリ!ビフォーアフター!!!」
緑色の太った猫のぬいぐるみが、一気に痩せていった。
「すごーい!」
「わあっ!効果抜群!」
「お、おい!感心してる場合か!?」
ハッピーとウェンディの言葉に突っ込むナツさん。
「というかあれ、ぬいぐるみだから・・・。」
「それでは、いくつかユーザ様の喜びの声も聞きましょう。」
あれ!?何時のまにか部屋が変わっていて、俺達座
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