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その男ゼロ ~my hometown is Roanapur~
2nd bullet 《the last days of Roanapur》
chapter 01 : meeting
#17 "It\'s a wonderful world!"
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分からは怪しい燐光が染みでてやがる。
片膝を着いた状態のまま、視線は斧の持ち主から外さない。
避けられた事も全く気にしていないのか、すぐに手斧を胸の前で構える"奴"の顔に張り付いてるのは笑いの仮面。
………"奴等"の狙いはマフィアだけだと思っていたんだかな。俺も関係者だと思われたか、 ただの無差別に切り替えたのか。
「おっと!」 再び横に飛び後方からの銃撃を避ける。
地面からは着弾した衝撃で土煙が舞い上がる。弾幕を張ってくるかと思ったが、銃撃はすぐに止んだ。
牽制か、援護が目的か。
すぐに起き上がって距離を取りながら相手二人の位置を確認する。
"手斧"はとっくに姿を隠していた。追っては来なかったようだな。
銃撃してきた方も姿をくらましてる。使っていたのは多分BARか。
しかし、あの身体でよくBARなんて使えるよな。
気配を探りながら、意識の別の部分で "奴等"の事を考える。
BARは確か………全長1200ミリくらいあるはずだ。
殆んど自分の身長くらいある銃を軽々と振り回すなんて大したものだ。
もう一人の動きを考えても、"奴等"ただの殺人狂じゃない。一流の戦士だ。
油断していたとはいえ、バラライカの部下を殺れるくらいだからな。
さて、どうするかな………
建物の壁に背を預けながら、何も握られていない自分の右手を見る。
撃つべきか、撃たないべきか。今更そんな事で悩むとはな。俺もまだまだ……
「来るか!」思案を打ち切り、建物の陰から道路に向けて走り出す。
反対側からは"BAR"が今まさに俺に向けて7.62ミリ弾を喰らわそうとしていた。
撃たれる前に気配に気付けたのは上出来だ。
しかし、よくあんなもん抱えて走れるな。若いってのは羨ましい。
まだ追ってくるつもりかな。
だがまあ、俺が走り続ける限り当てるのは中々難しいだろう。
いくら遮蔽物の少ない道路とはいえ、移動する標的を狙い撃ちするってのはそう簡単な事じゃない。
と言うより
拳銃
(
ハンドガン
)
ならともかく、ライフルでそれをやるのは曲芸に近い。
ライフルなんてのは基本的に遠距離から狙撃するための銃だからな。
"相手に気付かれる事なく狙い撃つ"
それが本来の使い方なんだが、どういう意図でBARなんて選んだのやら。
相手の意図はわからんが、逃げるだけなら何とかなる。まあ、もっとも、
「アハハ♪やるね、お兄さん♪」
頭を下げてトマホークを避けた俺に、称賛の声が掛かる。後方を警戒した一瞬の隙を突いてきたか。
頭を下げたまま一歩前へ踏み出し、振り向いて"トマホーク"の顔を確認する。そこには変わらず微笑みがはり付けられていた。そして右手で斧の柄を掴んだまま、ピタピタと手の平で弄んでいる。
正面から奴を改めて観察する。髪は
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