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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十一話 クワサンの謎
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がいた。
「ギャブレー殿」
「は、はい」
ギャブレーは脊髄反射してそれに応えた。見ればカルバリーテンプルからの通信であった。
「頼みましたよ」
「クワサン殿」
ギャブレーは夢見るような顔でカルバリーテンプルに乗るクワサンに応えていた。
「お任せ下さい。このギャブレット=ギャブレー、必ずやロンド=ベルを」
「はい」
「ありゃかしら、また一目惚れですかい?」
「だ、黙れ!」
ギャブレーはハッシャの言葉に顔を真っ赤にして取り繕う。
「これは運命なのだ。クワサン=オリビー」
そして言う。
「何と可憐な」
ギャブレーが栄誉と恋に熱をあげている頃ロンド=ベルでは攻撃準備を整えていた。その中にはダバ達もいた。
「おい見ろよ、ダバ」
キャオがアルビオンの艦橋からダバに通信を入れていた。
「またアシュラテンプルが前に出て来ているぜ」
「わかってる、ギャブレーのだな」
「ああ。気をつけろよ」
「にしてもあいつもしつっこいわよねえ」
「しつこい男は嫌いなのだがな」
アムとレッシィが呟いた。
「まっ、言っても仕方ないし」
「行くぞ。いいな、ダバ」
「ああ」
ダバはそれに頷いた。そして前に出る。そこで気がついた。
「!?」
「どうしたの、ダバ」
リリスが彼に声をかけてきた。
「いや、あのカルバリーテンプル」
ダバはポセイダル軍の中にいる一機のカルバリーテンプルを指差して言った。
「あれはまさか」
「クワサンだっていうの?」
「俺の勘が正しければ」
心の中では確信していた。
「オリビー、どうしてポセイダル軍に」
「それを確かめる為にもここは退くわけにはいかねえな」
「ああ」
キャオの言葉に頷く。
「サポートはあたし達がするから」
「ダバはそのクワサンのところへ行くんだ。いいね」
「済まない。じゃあその言葉に甘えさせてもらう」
アムとレッシィに応えた。
「行くぞ、リリス」
「うん、気をつけてね」
ダバの前進が戦いのはじまりとなった。ギャブレーもそれに対して前に出る。こうしていつもの様に戦いがはじまった。
「参る!」
「そうそういつも同じパターンじゃ飽きるんだよ!」
レッシィがギャブレーの前に出て来た。
「たまには他の台詞考えたらどうだい!」
「貴様に言われたくはない!」
ギャブレーはそう言いながらランサーを振り下ろす。
「いつもいつも私の揚げ足を取りおって!」
「それはあんたに隙があるからさ」
レッシィは笑ってそう返す。
「違うかい、ギャブレット=ギャブレー君」
「ぬうう、私に隙があるだと!」
「少なくともアムロやクワトロ大尉とは大違いだよ」
「こらこら、本当のことを」
「待て、そこの娘」
突込みを入れてきたクェスにも突っかかってきた。
「私を侮辱するか!ガウ=ハ
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