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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十一話 クワサンの謎
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「ははは、まさか」
これは流石に皆信じようとはしなかった。
「他にも青い髪の奴とかグレイトが口癖の奴とかな」
「そして緑の髪の奴とかね。出たら臍で茶沸かしてやるわよ」
「アスカ、一つ言っておくことがある」
「何よ」
ムッとした顔でヒイロに問う。
「あまり滅多なことは言わない方がいい」
「そんなのあんたに関係ないでしょ」
「そないざって時は臍で茶沸かしてもらうで」
「有り得ないわよ、どうせ」
そんな話をしている間にタオアン方面に向かう。だがここでレーダーに反応があった。
「あれっ、これは」
「どうした!?」
ブライトはサエグサに尋ねた。
「ギガノスのものではありません」
「では一体」
「ポセイダル軍のものです」
「何っ、ポセイダルだと」
それを聞いたブライトの顔が険しくなる。
「ここにか」
「はい、その数約七百」
サエグサは今度は数を言った。
「バルマーのマシンもあります」
「ブライト、ここは応戦するぞ」
アムロがブライトに対して言う。
「数が多い。しかもバルマーのマシンは数が多い」
「振り切れないか」
「そうだ。応戦した方がダメージは少ない」
「わかった、では総員出撃」
ブライトは意を決した。そして出撃命令を出す。
「ここで迎え撃つ。そして戦闘終了後またあらためて進軍を開始する」
「了解」
「では俺も行こう」
「頼むぞ。不意の遭遇戦だがな」
「何、いつものことさ」
アムロは笑って友に返した。
「もう慣れているからな」
「頼りにさせてもらうぞ」
「こちらこそな」
そんな軽いやり取りの後で総員出撃し戦闘態勢に入った。そして布陣を終えたその瞬間にポセイダル軍とバルマー軍が北から姿を現わしたのであった。
「今回はマーグはいないようだな」
ケンジが敵を見てこう言った。
「かわりに変な形の戦艦がいるな。あれは何だ」
「バルマーのものではないようですね」
アキラがそれに応える。
「だとすれば何だ」
「またどうせどっかからの星から徴発したやつでしょうけれどね」
ナオトは相変わらずシニカルな様子であった。
「いつもみたいに」
「そうか。だが気になるな」
それでもケンジの警戒は晴れなかった。
「気をつけておこう。いいな」
「了解」
「司令」
ケンジが言うその変わった形の艦の艦橋でロゼがマーグに顔を向けていた。
「宜しいのですか、また前線に出られて」
「構うことはないさ」
だがマーグはロゼのその言葉には構うことはなかった。
「前線に出なければ。戦う意味がないからね」
「ですが司令の身にもしものことがあれば」
「その心配はいらないさ」
マーグはロゼを落ち着かせるようにして言う。
「私が戦死すると思っているのかい?」
「えっ、それは」
ロゼは言葉を詰まら
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