暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十一話 クワサンの謎
[15/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

しかし彼女はそれは誤魔化した。
(まさか)
だがそれでも心の中で呟かずにはいられなかった。
(バルマーはまた)
それは今は口には出さなかった。しかし確実に何かを察していた。
「行きますよ」
アルフィミィは四人に対して言った。
「これが私のやるべきことですから」
「来るか」
キョウスケはリヒカイトが動いたのを見て呟いた。
「いいな」
「任せて」
「やってやる」
エクセレンとヒューゴが彼に応える。
「エクセレンは右、ヒューゴは左だ」
キョウスケは指示を出す。
「そしてアクアはフォローダ。俺は正面から行く」
「ナンブ中尉」
「何だ」
アクアに応えた。
「気をつけて下さいね、本当に」
「わかっている。心配するな」
「はい」
そしてキョウスケ達も動いた。三人一斉に攻撃に取り掛かる。
「これでどうかしら」
まずはエクセレンがライフルを放つ。それに合わせてアクアも攻撃に入る。
「落ちなさいっ!」
だがその二つの攻撃はあえなくかわされてしまった。リヒカイトはその禍々しい姿からは想像もできない程素早い動きを見せたのだった。
「惜しかったですね」
「う〜〜〜ん、やっぱりそうそう簡単には当たらないみたいね」
「悠長なこと言ってる場合じゃないですよ、エクセレンさん」
アクアがエクセレンを注意する。
「そんなこと言ってる間にもう」
「大丈夫よ、少尉」
「大丈夫って」
「もうヒューゴ君とキョウスケが言ってるから。それよりフォローお願いね」
「は、はい」
アクアはそれに頷く。そしてまた攻撃に入る。
「ヒューゴ、そっち出過ぎよ!」
「俺にとってはの位がいい」
アクアは今度はヒューゴに言う。しかしヒューゴはそれを聞き入れようとはしない。
「前に出なければ。敵を倒せはしない」
「無鉄砲と攻撃は違うわよ」
「アクア、御前は黙って見ていろ」
「そういうわけにはいかないのよ」
アクアもムキになってきた。
「撃墜でもされたらどうするのよ」
「その時はその時だ」
「その時はって・・・・・・」
「それよりフォローを頼むぞ」
「え、ええ」
ヒューゴにも言われてまたハッとする。
「わかったわ、それじゃあ」
「頼むぞ」
「何ていうかなあ」
アクアの様子を見てイサムが言う。
「ケントルム少尉ってのは初々しいねえ」
「そうなのですか」
それにミスティが応える。
「ああ。胸はおっきいのにな。新兵って感じでな。やっぱり若い女の子はいいねえ」
「あら、じゃあ私達はどうなんですか?」
レトラーデがむくれた声で尋ねる。
「私もミスティさんも。まだ若いですよ」
「それとも場慣れした女は嫌ってことかしら」
「おいおい、そんなことは言ってないだろ」
イサムは慌てて取り繕う。
「俺はだな。そもそも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ