暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十一話 クワサンの謎
[14/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
少なくとも立ち止まっては何にもならないな」
ヒューゴも話に入って来た。
「いつもそうそうイングラム少佐が出て来てくれるわけじゃない。ここは俺達だけでもやらなくちゃいけない」
「ちょっとヒューゴ」
アクアはヒューゴの相手もしなくてはならなくなった。
「あんたまで。三人共ちょっと落ち着いて」
「一番落ち着いてないのってどう見てもアクアさんだよな」
「そうよね」
ジュドーとルーは慌てているアクアを見て囁く。
「あんなのとまともにやり合っても勝てる可能性は」
「あら心配性ね、アクアは」
「そ、そうじゃなくて」
完全にエクセレンに手玉にとられていた。
「迂闊なことはやっぱり」
「ひょっとしてアクアさんって結構焦るタチなのかな」
「どうやらそうみたいだね」
イーノがビーチャに応えた。
「ありゃ結構予想外のことになるとうろたえるタイプよ」
「そうかも、見ててそんな感じするよ」
エルとモンドも言う。流石に彼等は鋭かった。
「一機だけで勝てないのなら二機で行けばいい」
「それが駄目なら三機四機ってことで」
「四機ってまさか」
アクアはそれを出されてハタと気付いた。
「そうよ、貴女はフォローお願いね」
「お願いって言われても」
「後ろは任せたぞ」
「こらヒューゴあんたまで」
もう既に三人はリヒカイトに向かっていた。アクアにとってはもう手遅れであった。
「そんなこと言ってたら」
だがもう遅かった。三人はリヒカイトと対峙していた。アクアは止むを得なくサーベラス=イグナイトを三人をフォロー出来る場所にまで移動させた。
「何だかんだ言って的確に動いてくれてるじゃない」
エクセレンはそんなアクアを見て言った。
「ナイスフォローが期待できるわね」
「そうだな。頼りにさせてもらおう」
キョウスケは静かな声で応えた。
「いいな、エクセレン」
「ええ」
「ヒューゴも」
「ああ」
二人はそれぞれ頷いた。
「ここは俺に任せてもらう。この赤いマシンの相手はな」
「また来られたのですね」
リヒカイトから声がした。
「ロンド=ベルの皆さん。お久し振りです」
「そういえば長い間会っていなかったっけ」
エクセレンがそれに対して返した。
「何か私にそっくりの声でちょっとあれなんだけれど」
「少しの間、ここでじっとしてもらいますね」
「つまり足止めというわけか。だが」
それでもキョウスケはやるつもりだった。
「ここで見せてもらおう。御前自身をな」
「私をですか?」
「そうだ。御前が何者なのかをな」
彼は言う。
「バルマーの何なのかをな」
「バルマーの」
その言葉にレビが反応した。
「まさか」
「どうしたんだ、レビ」
その彼女にリュウセイが尋ねた。
「急に怖い顔になってよ」
「いや、何でもない
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ