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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十一話 クワサンの謎
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ままであった。
「そうだったのか。だがヤーマン族皆殺しは私の意志ではない」
「嘘をつけ!」
「あれはペンタゴナの、そして銀河の意志だったのだ」
「また嘘を!」
ダバはそれを否定する。
「ヤーマン族根絶やしがペンタゴナの意志だと!」
「そうだ。全ては秩序の為」
ポセイダルは言う。
「ペンタゴナの安定の為に必要だったのだ」
「それは独裁者のエゴだ!その証拠に今御前はオリビーを操っている!」
彼は叫ぶ。ポセイダルに対して。
「オルドナ=ポセイダル!オリビーから出て行け!」
「うっ・・・・・・」
ここでポセイダルが消えた。オリビーの顔も険のあるものから元に戻っていく。
「うう・・・・・・」
「オリビー、大丈夫か」
「わ、私は・・・・・・」
「早くこっちへ来るんだ!オリビー!」
「ダバ=マイロード」
ダバを虚ろな目で見る。だがそれだけで何も語ることは出来なかった。
「気分が悪い」
そう語るので精一杯であった。
「撤退する・・・・・・」
そして退いていく。後には呆然とするダバだけが残った。
「オリビー・・・・・・」
「大丈夫だよ、ダバ」
そんな彼をリリスが慰めた。
「きっと何時か洗脳が解けるから」
「ああ」
「洗脳だと」
それを耳に挟んだギャブレーが呟く。
「まさかクワサン殿は」
「こら、ギャブレー」
しかしここでレッシィの叱る声がした。
「戦場で余所見をするな!」
「余所見ではない!」
「じゃあ何だっていうんだい?」
「ただ単にちょっと話を聞いていただけだ!人聞きの悪いことを言うな!」
「それを盗み聞きって言うんだよ!」
「おのれ!」
彼等はいつもの調子であった。そんな調子で戦いは進んでいる。
ロンド=ベルは主力を前方に置き、左右からも攻撃を仕掛けていた。数においては劣っていたがやはりパイロットの技量とマシンの質が大きくものを言っていた。それは作戦を執るマーグにもわかっていた。
「やはり。一筋縄ではいかないか」
「私も出撃しましょうか」
「いや、今はいい」
彼はこう言ってロゼを制止した。
「今は無理をする時じゃない。撤退しよう」
「はい」
「ただ後詰が必要だね。彼女はどうしているかな」
「あの女ですか?」
「うん。ちょっと彼女に今回の後詰を頼みたいのだけれど」
「わかりました。ではすぐに出撃させましょう」
ロゼはそれに答えてこう述べた。
「アルフィミィを出撃させよ」
そしてすぐに指示を出した。
「ベルゼイン=リヒカイトでな」
「了解」
すぐに受諾の返事が返って来た。それに従い戦艦の中から一機赤く禍々しい機体が出撃した。
「彼女が敵を引き付けている間に我々は撤退しよう」
マーグは言った。
「そして我々が戦場から離脱したら彼女にも撤退するように伝えてく
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