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IS  〜インフィニット・ストラトス 漆黒と純白と紅の狼〜
IS学園
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と喋る。
マイペースってレベルじゃねぇ………超マイペースだ。


「さて、最初に学園長に挨拶しに行かなくちゃ、行くわよ真紅狼」
「おーう」


移動中………


「失礼します」
『………どうぞ』


がちゃ………


「学園長、蒼騎真紅狼くんを連れて来ました」
「ごくろうさまです、楯無くん。さて、ようこそ我がIS学園に、蒼騎真紅狼くん。私はこの学園の学園長を務める轡木十蔵(くつわぎじゅうぞう)といいます」


初老の老人だった。


「驚いたな、IS学園っていうから学園長も女性だと思っていたのだが………、まさか男性だったとは」
「………意外ですか?」
「ああ。イメージってのは怖いな、先入観に囚われていたよ」
「まぁ、雑談は置いときましょう。蒼騎くん、キミは楯無くんと同じ学年………と言いたいんですが、まだ知識をかじった程度しか稼働時間がなさそうですし、特例として一年生に編入してもらいますが、よろしいですか?」
「ああ、大丈夫だ」
「あと我が学園は寮に住んでもらいますが、楯無くんのお母さんからの要望により、楯無くんと同じ部屋に手配しておきましたので」
「ああ、有難うございます」


すると、一息付いてから学園長が訊ねてきた。


「ところで、蒼騎くんは楯無くんに勝ったと言うのは本当ですか?」
「えーっと、ISでですか? 生身でですか?」
「後者の方ですよ」
「あー、はい」
「あの楯無くんに勝ってしまうとは、キミも凄いんですねぇ」
「あの謳い文句が、今にでも霞そうですけどね」


氷華は、苦笑していた。


「謳い文句ってなんだ? hy………楯無?」
「“この学園の長は、常に最強であるべし”。それがこの学園の生徒会長の条件なのよ」


この流れから察するに、氷華は生徒会長ってことか?


「でも、アレは公式じゃないし、ノーカンでいいんじゃないか?」
「ま、そうなんだけどねぇ。……………そうだわ、真紅狼」
「なんだ?」
「貴方、生徒会役員になりなさい」
「それはいいですねぇ」
「………何故に?」
「クラブ勧誘が凄いのよ。ただでさえ、男というのが珍しいからなおさら………ね。慣れてない学園生活にその上、クラブなんかやったら大変でしょ? でも、生徒会なら見知った人達しか居ないし、少しは楽になるわ」


見知った人達ってことは、本音とかかな?
まぁ、それはそれで嬉しいけど。


キーンコーンカーンコーン………


何かの合図の予鈴がなった。
学園長は、『授業が始まる合図ですね。そろそろ終わりにしましょう』と言って話を区切り、俺は氷華と共に職員室に向かった。
職員室に辿り着いた時、職員室側から扉が開いた。
もちろんその人も女性であ
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