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八条学園怪異譚
第五話 水産科の幽霊その六
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と同じ年齢の様だがな。それでだ」
「それで?」
「それでっていいますと」
「振り向かないのか?」
 ようやくこの話に戻った。
「いい加減どうするのだ」
「じゃあ振り向いてもいいんですか?」
「そうして」
「そうでもしないとわしが誰がわからないだろう」
 だからだというのだ。
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