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八条学園怪異譚
プレリュードその五
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「そう思うよね」
「うん。何かお人形さんみたい」
「芸能プロダクションの人から声がきたりするの」
「えっ、タレントさんになるの?」
「ううん。お父さんもお母さんもまだ答えてないから」
 定食屋を経営している二人は即答していなかった。芸能界や子役にまつわる話を聞いていたので娘をそうした世界に入れていいのかと躊躇しているのだ。
「それでお姉ちゃんはまだタレントさんじゃないよ」
「そうなの。けれどよね」
「凄く奇麗よね」
「あんな奇麗な人いないよね」
「まだ小学校の五年だけれど」
 愛実の姉はその学年だ。尚彼女も聖花もまだ幼稚園の低学年だ。
「凄く奇麗で私の自慢のお姉ちゃんよ」
「十一歳よね」
 聖花は今度は年齢の話をした。
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