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八条学園怪異譚
第一話 湧き出てきたものその八
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「八条高校の商業科よね」
「うん、私もね」
「二人共成績的には充分ね」
 受験において最も肝心のそれは大丈夫だというのだ。
「それはね。ただね」
「ただ?」
「ただっていうと?」
「高校でもかるた部に入るのよね」
 美紀は部活の話をしてきた。
「そうするつもりよね」
「うん、やっぱりかるた好きだから」
「私もね」
 二人は同時に美紀の問いに答えた。テスト前の勉強は少し中断していた。ノートも教科書も開かれたままでペンは手に持ったままでそうなっていた。
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