第十五話 足元にはその十三
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とは思うけれどね」
またすねこすり達が二人に話す。
「妖怪でも知らないことは多いからね」
「何でも知ってる訳じゃないよ」
「そのことはわかったわ。妖怪でもヤクザは嫌いで」
「それで知らないこともあるのね」
「そうそう、泉のことだってそうだし」
「僕達はそれを使わないで学園内に出入りしているしね」
寺と学園を区切っている壁を乗り越えるだけでそうしている、彼等にとっては本当にそれだけのことである。
だからこう言うのだった。
「泉のこともね」
「悪いけれど知らないよ」
「そうなのね。わかったわ」
「じゃあ今回もね」
二人はいささか残念な顔で話した。
「また探さないとね」
「最初からね」
「中々見つからない様だな」
日下部もその二人に言う。
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