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八条学園怪異譚
第十二話 首なし馬その二
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今ね。全くお父さんは女の子のことを知らな過ぎるわよ」
 愛実は聖花に応えながらむっとした顔で自分の父に言う。
「私ただでさえ甘いものとか好きだし」
「そっちを節制すればいいんじゃないのか?」
「甘いものは別腹よ」 
 愛実はそのむっとした顔で多少自分勝手なことを言った。
「それにお酒も」
「日本酒は糖尿病になってビールは痛風になるからな」
 おじさんはこのことはかなり注意した。
「女の子でも痛風になるからな」
「わかってるわよ。気をつけてるから」
「飲むなら焼酎かワインにしろよ」
「身体にいいからよね」
「お父さんいつも言ってるだろ。酒は百薬の長であると共に」
「百毒の長でもあるのね」
「ああ、そうだ」
 薬と毒は紙一重、それは酒が特にそうだというのだ。
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