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八条学園怪異譚
第十話 大学の博士その十三
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んでおるがな」
 博士からもこんな言葉が出る。
「健康には気をつけて華陀の医学も毎日しておるぞ」
「華陀って確か」
「三国志に出て来る名医よ」 
 中国の歴史上でも屈指の名医と言われている。東洋医学の確立者の一人でもあり伝説では麻酔まで使っていたという。
 聖花はその名医のこのことも愛実に話した。
「何かあの人も百二十歳位まで生きてたらしいし」
「それで曹操に殺されたのよね」
「殺されてないともっと生きたかも知れないわね」
「そうした人なのね」
 愛実はまた首を捻ることになった。話が常識では計りきれない域に達したと思ったからだ。
 そして博士は華陀の話を出してからさらに言う。
「まあ言うなら丹薬じゃな」
「仙人が飲んでいたお薬です」 
 ろく子が絶妙のタイミングで注釈を入れる。
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