第九話 職員室前の鏡その十三
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鏡に映るままに生きて欲しい」
日下部は静かに二人に話す。二人もその言葉を受けて穏やかな顔で頷く。
そのうえで二人は鏡に映る将来の自分達を見たままそのうえでこう言うのだった。
「この鏡ってそういう意味なんですね」
「人の心の戒めなんですね」
「このまま生きればいい」
「そういうことなんですね」
「その通りだ。ところで今回で四回目だが」
日下部は話題を変えてきた。愛実と聖花にこんなことを言ってきた。
ここで二人もその日下部にこう言った。
「あっ、じゃあですね」
「もう」
「そうだな。鏡のことはわかったからな」
日下部も二人に応えて鏡の前を後にする。三人であのガジュマルの木がある小川の方に向かう。そうしながら話していく。
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