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八条学園怪異譚
第八話 屋上の騒ぎその二
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「幽霊さん達の集会場ですか?」
「それとも妖怪さん達の」
「両方だ」
 そのどちらもだというのだ。
「両方が集まる場所だ」
「そうだったんですか」
「どちらもなんですか」
「そうなのだ。幽霊も妖怪も同じだ」
 日下部はまたこう言った。
「姿形が違うだけだ」
「本当にそれだけなんですね」
「人間と変わらないんですね」
「私も実体がないだけだ」
 あくまで人間だというのだ。彼もまた。
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