プロローグ「ローマへいざ行かん!」 ※
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シアの格好はいつものメイド服にお手製の手提げのカバン姿だ。恐らく弁当が入っているのだろう。対して俺はいつもの黒い和服に草履姿。洋服も一応持ってはいるが、やはりこの姿が一番落ち着く。
「いってらっしゃい二人とも。気を付けてね」
「お土産よろしくねー!」
「ちょっと、ちゃんと挨拶しなさいよ、もうっ……! 心配ないとは思うけど怪我のないようにね」
「お気を付けて」
「パパー、シアママー! いってらっしゃーい!」
見送りに来たシリア、ミア、鏡花、小夜香、菖蒲とキスを交わしてからシアの手を握る。
「よし、じゃあ行くか。能力『無意識の選別』、『転移方陣』発動。対象、海堂蒼蓮およびアレイシア・エクレール・海堂。転移座標イタリアのローマ、フィウミチーノ空港へ」
認識阻害の魔術を俺とシアに施した次の瞬間には、一瞬の浮遊感とともに足裏の感覚が無くなった。
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