フェアリー・ダンス編
世界樹攻略編
Period1―安らかな休息
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「相変わらず、こっちだと人気者だな……」
「うるせえ……」
重ねて言うが、コイツはまごうことなきイケメンだ。
学校の女子――実は意外に居た10代SAO被害者女子――に絶大な人気を得ている。
「あれ、知らないんですか?螢さんも結構人気ですよ?」
「……は?」
予想外な珪子の言葉に思わず持ち上げていた麺を再びスープの中に沈没させてしまう。ちなみに、醤油ラーメンだ。
「先月の校内新聞(非公式版)、見なかったんですか?男子人気投票で5位ですよ?レオンさんは2位でした」
「何故だ!?」
これは俺の言。レオンは「へ〜」と、興味津々だ。
「あーあ。良い男、降ってこないかなー」
ホラーだよ!!と、全員が内心でツッコンだのは言うまでもない。
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放課後、
今日はSAOのオフ会もとい、《アインクラッド攻略記念パーティー》なるものがあるらしい。
「俺も参加なのか?」と聞くと、里香が「来なかったら極刑」と言ってたので、命の惜しい俺はすごすごとスーパーに買い出しに来ていた。
これはエギルに頼まれたもので、主に内容はジュースや酒のつまみなどだ。ていうか客をパシんなよ。
右手にゴミ袋と見間違うほど買い込んだ袋(主につまみ)、左肩に箱買いしたジュースの段ボール×2(重量は60s程)を担ぎ―――って流石に無理だろ!!
エギルに連絡して台車でも持ってきてもらおうと携帯を取り出した時、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「スグはエギルと会ったことあったけ?」
「うん、向こうで二回くらい一緒に狩りしたよ。おっきい人だよね〜」
「言っとくけど、本物もあのマンマだからな。心の準備しとけよ」
「わたしも、初めて来たときはびっくりしたよー……あ」
やって来たのは和人、直葉、明日奈の3人だ。
「何やってんだ、螢」
「パシられてんだよ……」
顎で山のような荷物をしゃくる。ちなみに、ここはスーパーと店の中間辺り、1人でここまで運ぶのは弱冠死ねた。
「そ、そうか。じゃ、俺達は急ぐから!」
冷や汗を垂らしながら逃亡を図る和人を捕獲し、段ボールを一個(推定30s)持たせる。
「ぐぉぉぉ……」
100mも行かぬ内に唸り始める和人。
「お兄ちゃん、だらしないよ」
頼まれずとも段ボールを持ってくれた直葉は顔に余裕がある。
明日奈はその様子にクスクスと笑っている。
赤く染まる裏通りを4人で歩きながら他愛のない話をする。
あの雪の
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