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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第十四話 食事会という名の交流会にて
[後書き]

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今回の話は青い天馬(ブルーペガサス)所属の一夜=ヴァンダレイ=寿はギルドマスター同士の食事会に同席した時、同じく食事会に出席していたエルザに一目惚れしている。という公式設定から生まれた話でした。

以下アットノベルス時代のあとがきをそのまま載せます。

さて、読者様からルシアは何故魔法を使わないのかという質問をいただきましてそれについてお答えしようと思います。まず第一にルシア君が保有する魔力総量自体少ないのです。たしかどこかの話で書いたと思うのですが(書いてなかったらすいません)ルシアの魔力は並と自身で言っていましたが実は並以下です。良くて中の下、悪ければ下の中ぐらいです。つまり戦闘で使用するにはあまりにも心もとないわけですね。

補助として使えばいいじゃんと思われる方もいらっしゃると思うのですが、効率の面から言ってもそれは間違いではありません。しかし、厄介なことにルシア君にはポリシーというか美意識や彼独自のこだわりがあります。それはいろいろとあるのですが、魔法に関しては使用しないということです。もちろん魔導二輪など娯楽や移動の際に使用するのは別ですよ。ただ戦いの中で使用したくないという想いが強いです。

DBマスターの称号を持っているからなのか、外見がルシアに似ているためDBしか使いたくないのか、それともDBという恩恵によるもの以外使うのは申し訳ないのか、理由については読者様の想像に任せます。ルシア君は理論や理屈は大事にはしますが、それ以上に自分の拘りや美意識を大事にします。理屈だけじゃないってことです。そこらへんは今まで読んで下さっていればそういう面が垣間見えた場面が時折あったことが分かると思います。例えば牢屋の時に、理性より本能が勝ち、勝負を仕掛けた場面など。本当ならばこの小説内で説明しなければいけないことなのですが、なにぶん作者の力量不足であとがきによる説明という暴挙に打って出てしまったわけです。なさけない。

そして、今回ルーンセイブ以外にも実はもう一つ新たな形状の魔剣が登場していました。
第9の剣 羅刹の剣「サクリファー」です。視点がジュラだったので名前は出てきませんでしたが、彼が禍々しい剣と称した剣こそこのサクリファーです。この剣は闘争心以外のすべての感情を封じ、文字通り羅刹の如き戦闘力を発揮する剣。そのため使用者の自我を蝕み、最終的には命まで奪ってしまいます。また、強い殺戮衝動に駆られることで、敵味方の区別もつかなくなっていきます。使用中はあらゆる身体能力が強化され、雄叫びによって魔法などを掻き消すことも可能。ルシアはこの剣を制御できますが、それでも長時間の使用は危険です。これにより身体能力が上がっていたのでジュラもそれがルシアの普段の実力だと勘違いしてしまったわけですね。
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