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FAIRYTAIL-ダークブリングの力を操りし者-
第十三話 若き聖十大魔道ジークレイン&ウルティアの思惑
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強さだとは思うが、高みを目指すことは良いことだ。……それにしても最近のエルザは何というか、その女らしさが増してきた。今の言葉の後の微笑みも少しドキッとしてしまったぐらいに。今でも俺の部屋で共に寝るのだが発育が良いせいか本当にいろいろと困る。特に早朝は……な。まぁエルザだけに限った話ではないんだが。




 マグノリアから近場の街だったこともありギルドに戻ったのは割と速かった。さて、一息つこうかとしたところで奴らはやってきた。まったく面倒な奴らだ。少しは気を利かせて翌日に訪れればいいものを。もちろん評議院の使者だ。恐らく、というより十中八九闇ギルドとの抗争について呼び出しをくらう羽目になりそうだ。正当防衛のため、処罰は無いとは思うが色々と質疑応答が面倒だ。何か回避する良い方法はないものかと考えていたら強制的に馬車に連行されていた。何故か連行されるとき使者の護衛であろう兵隊達が俺を見て怯えていたが、俺は何もしてないぞ。

 闇ギルドの連中をボロクソにしたのは俺だがエルザもその場にいたということで一緒に連れて行かれるようだ。しかし何故評議院はこれほど早く俺達が闇ギルドと争ったことを知ることができたのだろか。公の場で争ったわけではなくあの森は凶悪モンスターが出現してから危険区域として誰も入れなかったはずだ。様々な予想を立てるも想像の域でないため考えることを止めた。


 行き着いた先は昔俺も訪れたことのある魔導裁判所だった。……裁判所に来たと言うことは何かしらの罪に問われるのかもしれない。今回は正々堂々と正当防衛を主張すれば無罪判決は勝ち取れると思うが、どうだろう。

 エルザは初めて来たらしく辺りを興味深そうに見回しながら廊下を歩いている。すると突然先導していた者が足を止め跪いた。何故という疑問はすぐに解消された……極めて良くない形で。目の前に居たのは見覚えのある青い髪に顔面に刺青を入れた男と長い黒髪が特徴的な女性だった。

「初めまして、かな。ルシア・レアグローブとエルザ・スカーレット」

「貴様ッッ!!」

 襲い掛かろうとするエルザをすぐに押さえ込んだ。この男は笑顔を浮かべているが、作り笑いであることはすぐに見抜いた。前世の時から今までで培われてきた勘がそう告げている。エルザはかなり混乱状態になっているため、磁気のDBでエルザの身動きを一時的に封じた、と言ってもエルザ程の実力者ならこのDBではすぐ拘束が解けてしまうが。

 それにこの先導していた者がこいつに跪いたということは何かしらの高い地位にいる者ということが予測できる。さすがに堂々と実力行使に出るのはまずいだろう。

「初めまして? 俺達はお前に見覚えがあるんだが……それとも忘れたとでも言うつもりか? 三下野郎」

「こ、コラッ! 貴様ジークレイン様に何
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