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『もしも門が1941年の大日本帝国に開いたら……』
第十一話
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に巻こうとする。

「手伝うわぁ」

「お、済まんな」

 樹は鉄帽を外して巻いてもらう。

「エムロイは戦いの神。人を殺める事を否定しないわぁ。でも、それだけに動機がとても重視されるの。偽りは欺きは魂を汚す事になるわよぉ」

 ロゥリィはそう言って両手で樹の頭に鉄帽を載せた。

「……隊長とも話したが、住人を守るのは嘘やない」

「ホントぉ?」

「あの姫様に日本と戦うより仲良くした方が得やと理解してもらうためや」

 樹の言葉にロゥリィは微笑んだ。

「それ、気に入ったわぁ。そういうことなら是非協力するわぁ。私も久々に狂えそうで楽しみぃ」

 ロゥリィは黒いスカートを摘んで優雅な振舞いで頭を下げた。

「エムロイの戦いを貴方に見せてあげるわぁ」

 ロゥリィはそう言って微笑むのであった。








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