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リリカルってなんですか?
空白期(無印〜A's)
第二十六話 承
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お昼までは、まだ時間があるからだ。どうするんだろうか、と疑問に思っているところで、教官がおもむろに口を開いた。

「え〜、それでは、少し早いですが、午後の実技のために皆さんの魔力を計っておこうと思います」

 ヤマモト教官が、そういった瞬間、周りが一気にざわついた。身体測定のようなものだろう。自分の身長が、体重がどうなっているのか、自分の体のことで気にならないわけがない。それは、教官も分かっているのか、ざわついている教室に何も言わずに、どこかに連絡するような素振りを見せていた。

 教官がどこかに連絡を取ってガラガラと入ってきたのは、三人の女性だった。彼女達は、それぞれが、台車のようなもので、何かの機械を持ってきていた。肺活量を測る機械に似ていた。

「それじゃ、機械の前に並んでください。係りの人に自分の名前も伝えてくださいね」

 教官がそういうと、前の方に座っていた数十人が一斉に動き始めた。別に早く行ったからといって特典があるわけではないのだが。それでも早く知りたいというのは人情なのかもしれない。そして、こういうとき、得てしてパターンは三つに分かれる。一つは、最初の人たちのように我先に行く人。二つは、ある程度並んだ後に待つことをいとわず並ぶ人。そして、最後が、ある程度、人数が消化されるまで待つ人だ。

「ねえ、ショウくん、どうするの?」

「う〜ん、待っておこうか。後からでも問題ないみたいだし」

 概算だが、おそらく百人程度しかいないだろう。それを考えると少し待っていれば、すぐに人数は消化されそうな気がする。僕がそういうと、なのはちゃんは、うん、と頷いていた。

 測定自体は、すぐに終わるのだろうか。案外、次々と測定を終わらせていた。周りでは、友人なのだろうか、どうだった? という問いがたくさん生まれていた。少し拾った限りでは、ランクはEランクからAランク程度まで幅広い。しかし、それでもよく聞かれるのは、DやCだった。

 それを考えれば、僕のランクAというのは、結構すごいのではないだろうか。平均より少し上というぐらいだが。もしも、僕ですごいということになれば、なのはちゃんは一体どうなるんだ? という感じである。

 そんなことを考えていると、大体待っている人数が減ってきたので、僕たちも計測をするために並んだ。僕の後ろになのはちゃんという形だ。さして、待つこともなく僕の順番が訪れる。

「はい、お名前は?」

「蔵元翔太です」

 名前を告げると、機械の受付のお姉さんがコンソールのようなものを軽く叩き、機械に何かを入力していた。それが何かは分からないが、準備が整ったのだろう。肺活量を測るための空気を入れるような場所の代わりに水晶球のようなものの上に手を置くように言われた。指示に従い、水晶球に手を置
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