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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十七話 ジャブロー攻防戦
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して基地に向けて果敢に攻撃を繰り返していた。
「将軍達よ」
その中暗黒大将軍は指揮を執る将軍達に対して声をかけていた。
「ハッ」
それにドレイドウ、バータラー、アンゴラスの三人が応える。
「わかっておるな。ここは功を焦るな」
「わかっております」
彼等はその言葉に頷いた。
「ジャブローは地上人達の最大の基地だ。ここを我等がものとすれば」
「その覇権は確実なものとなる」
「だからこそだ。今他の将軍達も呼び寄せている」
「他の者も」
「そうだ。この戦いの意味がわかるな」
「はい」
七大将軍が全て揃うことなぞそうはないことである。彼等はそれを聞いてさらに気を引き締めさせた。
「そして今新しい情報が入ってきた」
「情報」
「ロンド=ベルがこちらに向かって来ている。マジンガーチームも一緒だ」
「ロンド=ベルが」
「しかもマジンガーチームまで」
「妖爬虫将軍はそのままジャブローへの攻撃を行え」
「はっ」
ドレイドウがそれに頷く。
「魔魚将軍と怪鳥将軍はロンド=ベルへの攻撃に向かえ。よいな」
「わかりました」
「それでは」
「わしはここで全軍の指揮を執る。だがマジンガーチームが来たならば」
「来たならば」
「斬る。よいな」
「わかりました。それでは」
こうして彼等は作戦を決定した。この間ジャブローの連邦軍は防戦一方であった。
「ここは耐えよ!」
岡長官が部下達に対して必死に声をかけていた。
「よいな、もうすぐロンド=ベルがここにやって来る。それまで持ち堪えるのだ!」
「ロンド=ベルが」
「そうだ。彼等が来る。それまでの辛抱だ、いいな」
「わかりました、それでは」
「もう少しですね」
ロンド=ベルが救援に向かっているという言葉に彼等は活気付いた。そしてまた立ち上がる。
迫り来るミケーネ軍を防ぎ続ける。そして司令部のレーダー員が叫んだ。
「来ました!」
「遂にか!」
岡もそれを聞いて叫んだ。
「はい、左に七隻の戦艦!」
「マシン達も次々に発進しています!彼等です!」
「よし、間に合ってくれたか!」
岡の顔に会心の笑みが浮かぶ。
「長官、御無事ですか」
「御父様」
司令部のモニターに大文字とめぐみが出て来た。
「博士、それにめぐみも」
「何とか間に合ったようですな」
「大丈夫、そっちは」
「ああ、心配はいらない」
彼は娘に優しい言葉をかけてそれに応えた。
「何とかな。そちらも何かと大変だろうが頼む」
「何、こちらも心配は無用です」
大文字は穏やかに笑ってこう応えた。
「修復に換装を受けましたから。ではすぐにそちらの救援に向かいます」
「頼みますぞ。ただ注意して下さい」
「ジャブローの地形ですな」
「はい。御承知の通りここは森と河ばかりです」
彼は言う。

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