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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十七話 ジャブロー攻防戦
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ンの魚は性質の悪い虫が多いんだ」
「虫って何だよ」
「寄生虫だ。何ともなかったのか」
「ああ、大丈夫だったぜ」
彼は明るい顔で答えた。
「検査でも引っ掛からなかったしな。平気だぜ」
「そうか」
レーツェルはそれを聞いて少し安堵した様であった。
「運がよかったな」
「運かよ」
「そうだ。下手をすれば命に関わる」
「命っておい」
「寄生虫を甘く見ないことだ。生物には特に注意するんだ。いいな」
「ああ、まあ」
リュウセイはキョトンとした顔に戻って頷いた。
「レーツェルさんがそこまで言うんなら」
「実際に川魚は危ないんだ」
タケルも言った。
「そうなのかよ」
「鯉とか鮒でもね。生で食べるのは用心した方がいいよ」
「俺刺身好きなんだけどな」
「そういう問題じゃないから。若しものことがあったら満足に戦えないよ」
「ううむ」
「タケルの言う通りだ。リュウセイ、御前は無用心過ぎる」
「ライ」
今度はライが出て来た。
「食べ物ことは特にだ。当たったりしたらどうする」
「ライの言う通りよ」
今度はアヤが口を開いた。
「うちの部隊は貴方がメインなんだから。気をつけてよ」
「じゃあどうやって食えってんだよ」
「それは色々ある」
レーツェルが述べた。
「煮たり焼いたり。フライや天麩羅もいいな」
「おっ」
リュウセイはそれを聞いて身を乗り出してきた。
「美味そうじゃねえか」
「他には鍋か。確かアマゾンは鯰も多かったな」
「ピラルクばりにでけえ鯰が一杯いるぜ」
「そんなに大きいの」
タケルはそれを聞いて驚きの顔を作った。
「ああ。三メートルはあるな」
「三メートル」
「意外とこれが美味い」
レーツェルは驚くタケルに対して言った。
「白身でな。あっさりしている」
「そうなんですか」
「何なら私が料理しようか」
「鯰をですか」
「そうだ。流石に刺身にはしないがな」
「ちぇっ」
「そちらは養殖でもなければな。とてもできない」
虫を警戒しているのは言うまでもない。
「この戦いの後は鍋にしよう。美味いのができるぞ」
「それじゃあ」
「ジャブロー戦の後は鍋パーティーだぜ」
「本当に食べるのが好きなのね、リュウセイは」
アヤはそれを見て呆れた声を出した。
「若いからな」
「私もまだ若いけれど。何か最近リュウセイ達に負けてるわ」
「アヤで若いって言ったらアクア達はどうなるんだ」
レーツェルはそれを聞いて笑った。
「あまり歳のことは言わない方がいいぞ。後で揉める元だ」
「了解」
そして遂にジャブローが見えてきた。戦いは既にはじまっていた。
「進め!」
暗黒大将軍の叱咤が飛んでいた。
「ここを陥落させ我等が地上侵略の拠点とするのだ!」
「ハッ!」
戦闘獣達がそれに頷く。そ
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