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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十五話 明鏡止水
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の光と漆黒の影がぶつかり合う。だがそれはマスターアジアの勝利に終わった。
「ウオオッ!」
 ドモンは吹き飛ばされた。そして背中から大きく地面に叩き付けられたのであった。
「クッ、どういうことだ!」
「馬鹿者があっ!」
 そこにガンダムシュピーゲルに乗ったシュバルツが現われた。そしてドモンに対して怒声を浴びせた。
「シュバルツ!」
「今の御前はまだ完全ではないのだ!」
「何だと!」
「まだ修行中だ!それで明鏡止水を完全に会得している筈がなかろう!」
「クッ、そうだったのか!」
「フン、そんなこともわかっておらなかったのか!」
 マスターアジアは地面に倒れ付すドモンに対して言った。
「だから御前はアホなのだ!そんなこともわかっておらぬのだからな!」
「何だと!」
「付け焼刃なぞこの東方不敗には無駄なことよ!確かなものでなければな!」
「確かなもの」
 ドモンは呟きながら立ち上がってきた。
「確かなものでなければ駄目だというのか」
「そうよ!」
 彼はまたしても叫んだ。
「見せてみよ、貴様のその確かなものをな!」
「ああ、やってやる!」
 ドモンも叫んだ。
「この技で!最早迷いはない!」
 その目を瞑った。そして瞑想に入る。
「フン、念仏でも唱えるというのか!」
 だがドモンはそれには応えない。ただ目を閉じ、意識を集中させているだけである。
 その身体が次第に黄金色になっていく。今彼の心は澄み渡り一点の曇りもなかった。
「そうだ、それでいいのだ」
 シュバルツはそれを見て言った。
「何事にも動じない。それこそが明鏡止水の心なのだ」
「ほう、完全に会得した様だな」
 マスターアジアはそれを見て不敵に笑った。
「その力で。何を掴むかドモンよ」
「それは・・・・・・」
 その目をカッと見開いた。
「勝利だ!」
 彼は叫んだ。そしてその右の拳を掲げた。
「最早動じん!行くぞマスターアジア!」
「来い!馬鹿弟子があっ!」
「行くぞ!流派、東方不敗の名し下に!」
 ドモンは身構えた。
「超級!覇王!」
「超級!覇王!」
 マスターアジアも映じ技の名を叫んでいた。二人の動きは今完全に重なっていた。
「電影弾ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
 今二人は技を同時に繰り出した。そして激しくぶつかり合った。
「ウウウ・・・・・・」
「ヌヌヌ・・・・・・」
 二人は凌ぎを削り合う。そこに一点の余地もなかった。
 だがそれも遂に限界があった。二人は遂に技を中断し互いに退いたのであった。
「やりおるな」
 マスターアジアは構えを取り直して言った。
「明鏡止水、遂に会得しおったか」
「勝負はこれからだ!来い!」
「そうしたいのはやまやまだがな」
 だがマス
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