第六十五話 明鏡止水
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今の俺達だというのか」
「そうだ」
シュバルツはまた言った。
「今御前達はその入口に立ったのだ。そう、今こそ・・・・・・ムッ!?」
「ドモン、大変よ!」
そこにレインとアレンビーがやって来た。
「レイン」
「デスアーミーが出たわ!」
「何だと、デスアーミーが!」
「クッ、よりによってこんな時に!」
シュバルツはそれを聞いて舌打ちした。
「ドモン、話は後だ。今はデスアーミーに迎え!」
「わかった!」
だがそうはいかなかった。突如として彼等の前にあの男が姿を現わしたのだ。
「そうさせんぞ、ドモン!」
彼はいきなりドモン達の前に姿を現わし叫んだ。
「なっ、マスターアジア!」
「ここは通さん!今ここで葬ってくれようぞ!」
「マスターアジア、どうしてここに!?」
「フン、わしは何時いかなるところにも姿を現わすことができるのだ!愚問だな!」
「な、何て事なの・・・・・・」
レインもそれを聞いて絶句した。
「話はよい!ドモンよ覚悟はいいか!」
「やらせるか!今の俺は!」
「わしを倒せるというのか!その明鏡止水で!」
「やってやる!行くぞ皆!」
「おう!」
シャッフル同盟の面々はそれに応えた。一斉に身構える。
「ガンダァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァムッ!」
叫んだ。そして何処からかガンダムがやって来る。ドモン達はそれに飛び乗った。
「来い、マスターアジア!」
「フン、ならばわしも呼ぼうぞ!」
マスターアジアも叫んだ。
「いでよ、マスターガンダム!」
黒い影が飛翔した。そしてマスターアジアはそれに飛び乗った。彼等はまるで一心同体であるかの様に動きを合わせたのであった。
「マスターガンダム、見参!」
「見せてやる、明鏡止水を!」
「ほう、また言いおったな!」
マスターアジアはそれを聞いてニヤリと笑う。
「ドモン、デスアーミー達は俺達に任せな!」
「ヂボデー!」
「おいら達もちょっと自分の腕を試したくてね!」
「サイシー!」
「貴方はマスターアジアに専念して下さい。周りは私達が受け持ちます」
「ジョルジュ!」
「御前はその戦いに専念しろ。そして見事師を越えてみせろ」
「アルゴ!皆済まない!では行くぞ!」
ドモンの右手がまた輝きはじめた。
「俺のこの手が真っ赤に燃える!」
彼はまた叫んだ。
「師匠を倒せと轟き叫ぶ!」
「よくぞ言った!」
マスターアジアはそれを聞いて高らかに笑った。
「それでこそ我が弟子!見事わしを倒して見せよ!」
「言われずとも!行くぞ!」
二人は同時に前に出た。
「シャァァァァイニング!」
「ダークネス!」
それぞれの拳を繰り出し合う。
「フィィィィィィンガァッーーーーーーーーーー!」
黄金色
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