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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十四話 キリマンジャロ航空戦
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なものは嫌なの」
「こら、嫌だからってそんな態度だと何時まで経っても駄目だぞ」
 チャムにそう注意される。
「アスカは本当はいい娘なんだから素直にならなきゃ駄目」
 リリスも言う。
「さもないと立派な大人にはなれないぞ」
「一応もう大学は出ているんだけれどね」
 言葉を濁しながらも答える。
「けれど何ていうか。ここってあたしの常識通用しないし。パイロットでもマシンでも科学者でも」
「幾ら何でもサコンさんは常識外よ」
「あの人もね」
 キーンの言葉に応える。
「アムロ中佐なんか平気で神技やっちゃうし」
「あの人も特別よ」
「ダイターンみたいなどっからともなくやって来るマシンまであるし。おまけに万丈さんも人間離れしてるしね」
「自信なくしてるとか?」
「そうじゃないけれど。何かこうね・・・・・・。驚きっぱなしで」
「けれどアスカだって頑張ってるじゃない」
「マーベルさん」
 マーベルの声にも元気なく顔を向けただけであった。
「止めてよ。あたしはやっぱり普通の人。ニュータイプでも聖戦士でも超能力者でもないし。只のチルドレンよ」
「アスカじゃないと出来ないことだってあるわよ」
「使徒を素手で倒せる人までいるのに?」
「すっごいショックだったんだな」
「まあそうならない方がおかしいけれど」
 ニーとキーンがそれを聞いて呟く。
「現に今でもエースパイロットじゃない。エヴァの中ではトップよ」
「ううん」
「シンジ君達を引っ張ってるじゃない。だから皆貴女を頼りにしているわよ」
「だったらいいですけれど」
 マーベルに言われて少しずつ気分をなおしていた。
「それじゃあキリマンジャロでは頑張ってね」
「ううん」
「貴女しかいない場面だって考えられるから。そうした時にやってもらわないよ困るのよ」
「あたししかいない場面」
 それを聞いて表情が変わってきた。
「そうよ」
 マーベルはそれを見逃さなかった。すかさず声をかける。
「いいわね、期待しているわ」
「はい、それじゃあ」
 そこまで言われて乗らないアスカではなかった。ようやく顔をあげた。
「やってやろうじゃないの」
「そうそう」
「それでこそアスカ」
「ところで今どの辺りかな」
 チャムがふと言った。
「あのダカールって街から離れて結構経つけれど」
「今丁度ダカールとキリマンジャロの中間辺りよ」
 マーベルがそれに答える。
「中間」
「真ん中ってことよ。半分行ったってことね」
「そっかあ、半分かあ」
「あと半分で着くのね」
「そうよ」
 リリスにも答えた。
「もうちょっとゆっくりとできると思うけれど」
「キリマンジャロに着いたらまた派手に戦わなくちゃいけないし」
「今のうちに英気を養っておきますか」
「残念だがそ
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