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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第六十三話 謎の少女
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されてしまった。
「クッ!」
「反応が遅いぞ!」
 またシュバルツの叱咤が飛ぶ。
「それがシャッフル同盟の実力か!その程度だったのか」
「何だと!」
「そんなことでマスターアジアを倒せるというのか!甘い、甘いぞ!」
「マスターアジア!」
 その名を聞いてドモンの顔色が変わった。
「そうだ。マスターアジアの力は御前が一番知っていよう。ここで遅れをとるようであの男に勝てると思っているのか!」
「そんな筈がない!」
 ドモンも叫んだ。
「こんなところで迷っていては俺はあの男に勝つことはできん!」
「そうだ!」
 シュバルツはまた叫んだ。
「ではどうするべきかわかっているな!」
「ああ!やってやる!」
 ドモンが燃えた。
「はああああああああああああああああっ!」
「な、何だ!?」
 ブーンはドモンの様子が一変したのを見て思わず驚きの声をあげた。
「一体どうしたんだ」
「俺のこの手が真っ赤に燃える!」
 ドモンは叫び続けていた。
「勝利を掴めと轟き叫ぶ!」
 その身体の色が一変していた。何と黄金色になっていたのだ。
「行くぞ!ばぁぁぁぁぁくねつゴッド・・・・・・」
 腕を突き出す。そしてそのまま突進する。
「フィィィンガァァァァァッ!!」
 腕を叩き付けた。それでグラブロの動きが完全に止まった。
「ウオッ!?」
「ヒィィィィィィト・・・・・・」
 ドモンの声はなおも続く。そしてそれと共に腕も輝き続ける。
「エンドォォォォォォォッ!!」
 これで全ては終わった。グラブロは爆発し全ては終わったのであった。
「ウオオオオオオオオオオオッ!!」
 グラブロは爆発した。水中で派手な爆発が起こる。ブーンもまたこの中に消えたのであった。
 ドモンは爆発の前に立っていた。そして一人呟いていた。
「今のは一体」
 無意識に出した攻撃ではあったがかなりの威力であった。しかもそれは自分がはじめて出したものであった。思いも寄らぬ攻撃であった。
「明鏡止水だ」
 そこでシュバルツが言った。
「明鏡止水」
「そうだ。己の心を研ぎ澄まし、平穏を得た時に得られるものだ。言うならば武道の極意だ」
「武道の」
「それこそがマスターアジアに打ち勝つことのできる唯一にして最大のものだ。それを手に入れた時御前は本当の意味でのガンダムファイター、そしてシャッフル同盟の戦士となるだろう」
「それ程までに」
「どうだ、身に着けたいか」
 シュバルツは問うてきた。
「そしてマスターアジアを倒したいか」
「無論!」
 彼は答えた。
「その為に俺は戦っている。マスターアジアを・・・・・・この手で倒す!」
「そうか。ならば迷うことはないな」
 シュバルツはそれを聞いて頷いた。
「ならばギアナ高地へ行くがいい」

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