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その答えを探すため(リリなの×デビサバ2)
第13話 3つ目の世界、魔法世界からの来訪者
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に来た理由ですが、あの青い石のロストロギア?ジュエルシード?を探すためです。とある遺跡から発掘したものを次元航行船で運んでいたんですが、途中で事故が発生しまして……。
 そして、この世界に散らばったジュエルシードの反応を追って、ここまで来たんです」

「ちょ、ちょっと待って! えっと、管理外世界? ロストロギア? それに、次元航行船って、何が何だか全然わからないの」

 なのはが頭を抱えてユーノに待ったをかける。周りも聞きなれない言葉に戸惑っている様子で、頭に疑問符を浮かべている。

「……すみません、また僕の常識で喋ってしまったみたいですね。
管理外世界とは、この世界のように魔法技術が観測されていない世界の事を言います。それ以外の世界は管理世界ですね。」

「すごい大規模な話だな…。魔法を基準にしているみたいだけど、それは純吾君たちの使った物のようなものかい?」

「いいえ、僕たちの世界の魔法はいわば極限まで発達した科学です。
だから、そちらの方の知り合いに使っていただいたものはとても興味がありますが「あ、あの!」……あ、はい。なんでしょうか、えっと」

 突然大きな声で話を遮られたユーノは、きょろきょろとあたりを見回し、やがて声の主を見つけたのか、そちらへ視線をやる。

「すずか、月村すずかです。その、本当に純吾君たちの使う魔法は、ユーノ君の知ってるものとは本当に違うの? どこか純吾君みたいな事ができる世界を知りませんか?」

 すずかが必死になってユーノに質問をする。多少強引だったが、純吾、という名前がでた今が好機だと考えたのだろう。やっと掴んだ純吾の世界に関わるかもしれない情報源だ。なんとか有力な情報が無いか、彼がもといた世界に繋がるものはないか知りたい。

「あ、えぇとはい。僕もかなり遺跡の調査で世界を回っているのですが、あんな技術は始めてみました。」

「そんな…」

 ユーノの言葉に、がっくりとうなだれる。

「け、けど! 僕が知らないだけで、次元世界全てを管理している時空管理局という所に聞ければ何か分かるかも知れません。事故の連絡はしましたし、いつかここに来て、話をする機会があると思います」

 わたわたとユーノがすずかをフォローする。

「……すずか、ありがとう。けどジュンゴ大丈夫。まだ、時間はある」

 純吾もがっくりとした様子のすずかにお礼を言う。
 口下手な自分に代わって、自分も気になる事を彼女が質問をしてくれた事に気がついたのだ。

 その事に気がついたのか、すずかは少し深呼吸をして「話の途中にすみませんでした」と全員に頭を下げた。

「そ、それでは話を戻しますね。
 さっき言ったように僕たちの魔法は科学であり、技術の集大成です。ロストロギアは、超古代の遺
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