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蒼き夢の果てに
第3章 白き浮遊島(うきしま)
第24話 ラ・ロシェールへ
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た後に、

「判りました。ミス・ツェルプストーは我らと同じ宿にお連れ致しましょう。ですが、そちらのお嬢さんはどうなされるのですか」

 ……と、聞いて来た。騎士に相応しい弱者を守ると言う態度と、何事についても平等な態度で臨むと言う雰囲気を発しながら。

 但し、俺の気分は、
 タバサをオマエさんに預ける? 御冗談でしょう。
 ……と言う気分なのですが。

 何故ならば、彼女は現在、何者かに狙われている可能性が高い人間です。まして、ルイズ達一行も、王女から何らかの密命を受けて行動中。どちらに同行するにしたとしても同じぐらいの危険が有ります。そして、もし、俺の知らない場所で彼女に何かが有ったとしたら、俺は悔やんでも悔やみ切れない事と成ります。

 彼女に関しては、全責任は俺が負う。これは絶対に変える事の出来ない条件。

「わたしは、彼らと共に、ラ・ロシェールからの兵士の到着を待つ」

 タバサが自らの意志を自らの言葉で告げた。おそらく、キュルケをルイズ達一行に付ける理由が判ったからこう言ったのだと思います。
 それに、ジョルジュが山賊たちから聞き出した情報を、早い段階で聞きたいと言う事も有るのかも知れませんね。

「それでは、ミス・ツェルプストーは我々が責任を持ってラ・ロシェールにお連れ致しましょう」


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