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SAO─戦士達の物語
SAO編
十五話 夜の森で出会う
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ら死ぬな……と?」
「まぁ平たく言えばそう言うこった。なんだ?心配してほしかったか」
「別に、初めから期待してませんし。と言うか──」
「余計なお世話……か?」
「……理解していただけて何よりです。あと、自分の都合で人の行動を制限しようとしないで下さい」
眼に宿るは怒り、怖いね。

「ふむ……すまんかったな」
「…………」
 おやおや、謝ったのに胡散臭そうな目を向けられてしまったか。感情込めずに行ったからなぁ……
まぁ確かに自分勝手な物言いだと反省はするが、後悔はしとらんので。

「そいじゃ、そろそろ寝るかね。見張りをお願いしたいんだが……」
「解りました。引き受けますのでお先にどうぞ」
 基本的に、街の中でだろうと安地だろうと、寝るときは策敵スキルの接近警報アラームを付けるか、誰か一人が起きていて交代で見張りをするのが基本だ。
特に、安地でのフィールド夜明かしの時は仲間がいれば見張りを付けるのが一般的だ。そうしないとプレイヤーの攻撃が有効な安地では危険だからである。
 まぁ目の前のこいつは、険悪なムードで有れど、殺人と言う愚行を犯すような奴ではない事を俺は知っているので、安心して今日は寝る事が出来る。

「すまんね、んじゃおやすみ」
「…………」
 未だに俺の事を疑うような眼で見ているアスナを一瞥しつつ、俺は自らの寝袋に入った。

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